日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

電信を運用してみて雑感

6&Dでいろいろ感じたので忘れないうちに記録

交信テンプレ

電話と違って余計な言い回しを一切使わなくていいのが合理的で自分に合ってると感じた。相手のナンバーを了解したらそのまま「TU DE コール TEST」で呼び出しに戻るとか理想形。中にはご丁寧に「73 TU EE」を送ってくださる方もおられたが、こちらの送信速度が遅いのでなんだか申し訳ない。と思いつつも「TU EE」は返していた。けれども 「EE」を送りあうと、人とコミュニケーションしたような気分になる。

数字の略号

9のNは知っていたが、AとOは何のことかと思った。ナンバーを聞き返すスキルも無いので、有りのままに筆記してみて状況証拠的に1とφ(ゼロ)のことだと推測。あとで調べて1237890はそれぞれAUVBDNTと判明。ややこしくなるだけなのでNだけでいい。

コールバックをコピーして間違いがあれば訂正

これがいちばん難易度高かった。知ってる略号を組み合わせて「DE コール UR ナンバー K」と送信。

NR?

送信ミスでナンバーが支離滅裂になったとき相手が「NR?」を送ってきた。ナンバーのことだろうとは思った。

BKとKの違い

1文字でも少なくすればその分より多く交信できるのだから、BKじゃなくKを打つべき。いやKすら省略してもコンテストでは大丈夫。BKはコンテスト以外でパイルアップを捌くときに使うのではないかな。

8は激速

途中でやめたのは暑さが最大理由だが、8の局の送信速度が速過ぎるうえにフェージングと混信が激しくて自分のコピー能力に自信が持てなかったのもある。実際、1エリア移動のJA8をJA7に間違えてるのにまったく気付かず、30分後に同じ局と重複交信してしまった。

CWフィルターの必要性

当局のFT-817NDにオプションフィルターの類いは装着していない。早めの時間帯は混信もなくぜんぜん余裕だったが、Eスポが出て状況が一変。どこを聞いても同時に2〜3局聞こえてしまい脳内パニック。そりゃそうだ、混信状況での受信練習なんぞしたことないのだから。最後の交信が10:30でそれから1時間なんとか克服しようとしたが結局やめるしかなかった。KX3だったら良かったのだけど、別宅に置きっ放しなんで今回は817の出番となった。

実際やってみないと分からないことが多々あって奥が深い遊びだ。

6&D電子ログ提出

CWメジャーデヴューの興奮も冷めやらぬうちにログを提出した。

JARLホームページにある「JARLコンテスト 電子ログサマリー作成」を使用
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Windows PCを所有していない当局にとってはありがたいツール。ブラウザのフォームから直接JARLへ送信。JARLの国内コンテストはこれ使えばいいし、DXコンテストはRUMlogNGで出来るんで、ますますWin機買う理由がなくなった。だけども、目標はリアルタイムロギングなので、いずれ導入を再検討するときが訪れるであろ。

電子ログ受付局リストに掲載を確認。

2017.7.15追記

ログ提出局リストと当局ログを照合してみたところ、ポータブル1抜けが1局、プリフィックス誤りが1局あるっぽいが、自戒を込めて提出ログの修正はしない。

第47回6m AND DOWNコンテストに参加

移動場所は朝起きてからGoogle Mapsで探した。Eスポを狙うために、6と8に対して開けてる場所。6に対しては関東平野ならどこでも良いが、8に対しては筑波山の位置を考慮した。6:40到着。目星をつけた場所は木立が意外と高かったので1km程北上して、木の無いところに決めた。スペックは茨城県下妻市、小貝川堤防 標高22m、GL:QM06AF。

リグ 50M FT-817ND 出力2.5W、144-1200M DJ-G7
アンテナ 50M スイスクワッド 5mH、144-1200M SRH951S(ハンディホイップ)
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7:30スタート。先ずは50M CWからと決めていた。100字位のCQ TESTに50字で応答。1局目はドキドキバクバク。2局目はギリギリなんとか。ところが3局目に送信大失敗。ポータブル1が思うように打てず2回やり直し。固定局とコピーされてしまったかもしれない。*1けれども、失敗したことで逆に度胸がついた。そこからは聞こえる局を片っ端から呼び回り。調子にノっていると、乗用草刈り機が道端の雑草を苅りながら近づいてきた。

車の移動を要請されたがすぐには動けないので、折り返して戻って来られるまでに移動する旨で交渉成立。
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2〜3局QSOした後にアンテナを下ろして、近くの標識に立て掛けて車を30m移動した。これで15分ロス。
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9:20再開。みなさん100〜120字位でCQ出しておられるが50字で呼ぶと、75字位まで遅くしてくれるか、字間を極端に空けてくれたりと配慮していただき助かった。しかし、まったく動じずそのままの速度で打ってくる方も居た。既にコールは取ってる訳だから受信はできるとの判断だろうか。また、80字位のCQに対して120字前後で応答してる局を聞いた。うわぁ、あれやられたらと思うと矢張りCQは出せない。

再開後、何故かSWRが高くなってしまい警告音が鳴り始めた。SWRアナライザーで計測すると共振点が49.8MHz辺りまで下がっており、50.250MHzでSWR2.1もあった。またアンテナ下ろして調整。ショートバーのブリッヂを外側へ15cm動かしてやっとSWR1.4。これで30分ロス。外部電源が終わったので内蔵電池に切り替え。

10時過ぎるとEスポが出始めた。8エリアがS9+で入感。筑波山移動局より強い。しかし、パイルアップの壁も厚かった。だいたい8を呼んでる3、4がバックスキャッターで聞こえるほどの滅茶苦茶良いコンディションで雑魚1エリアのQRP局が呼んだってカスリもしないですよ。上川、空知、石狩で計4局の北海道局を確認したが1局も交信できなかった。

陽が照ってきて暑さに耐えきれなくなり、電池残量はまだあったが、11:30 QRT
アルミシートの断熱効果だけでは焼け石に水。冷却手段を考えないと真夏の移動運用は難しい。

コンテストのほうは50M電信だけで16局交信。関東15局、東北1局。
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電話には出ていない。マイク繋がってないし。

弩へたっぴ激遅送信にも関わらず交信してくださった皆様に感謝します。
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*1:訂正はしたがコールバック再送は無かった。

6&D前夜

お天気回復傾向なので、6m & DOWNは日曜の朝から移動で出る予定。
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いちおう50〜1200Mまで用意。144M以上はホイップアンテナしかないが。

運用地点は今から決める。筑波山麓は前日から陣取りしないと無理であろ。見晴らしいい平地で呼び回りでもいっかな。

自分用メモ

21:00〜15:00

CW 50.250-50.300
SSB 50.300-51.000
FM 51.00-52.00
  144.75-145.60
  432.10-434.00
  1294.90-1295.80

ナンバー リポート+県番号+P

13 埼玉県
14 茨城県
15 栃木県
16 群馬県

21:03

DJ-G7に35cmホイップで室内ワッチ
144M コールch付近に出ておられるようだがRS11
430M 筑波山と思われる移動局を2局確認。
1200M 何も聞こえない。