日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

ハムフェア2016所見

日曜の朝9時すぎ現着。
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まだ早いので8J1HAMのアンテナ群を見学。
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クランクアップタワーが2本。手前側は下からマルチバンドVダイポール壱、14M2エレ?、50M5エレ、マルチバンドVダイポール弐、1200MのGPかな?奥側は下から21/28M辺りの4エレ、144M9エレパラレル、430M12エレパラレル、2400MのGPかな?

ステーの処理
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タワー1段目の最上部と底部からワイヤー引っ張ってチルホールでテンション掛けて床面のアンカーに固定。

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三画断面のタワーの四方へステー張ってるので、一ヶ所は見た目とは違う方向へのテンションが掛かってる筈。バランス取るの大変そう。

大型アンテナが載ってるほうは電動クランクアップだが、V/UHF用は手動クランクときた。予算節約か?
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この大がかりな設備工事を金曜日の土砂降りのなかやり遂げたのか。プロの仕事には脱帽だ。

30分前に西2ホール前へ。入場券購入待ち0秒。JARL会員証提示で300円引きは大きい。当日入会で無料だそうだが。入場待ち列は前に70〜80人てとこ。土曜は物凄い混雑だったと聞いたので身構えて行ったらやや拍子抜け。10時開場。

ガイドブックを貰い、まずJARLに行ってQSLカードを転送依頼。ついでに会員名簿への記載要望はがきも提出。コールサインと氏名以外は載せなくていい。次のコールブック発刊時には今の住所には住んでないだろうし。

メーカー展示のほうへ行くとピンク色のコミュニティFM放送局の前でベリカード?とカンバッヂを頂いた。白髪のOMさんが「誰も受け取ってくれないよ〜」とか困ってたので。HAM関係ラジオ番組に出演なさってる方だとすぐ気付いたが忙しそうなのでお声掛けはしなかった。

八重洲無線

個人情報と引き換えにキャップとボールペンを頂戴した。キャップは八重洲ユーザーにしか配ってなかった気がする。

FT-891
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想像していたより小さい。バンド切替は上面のBANDボタンを押してからメインダイアルを回して合わせるのだが、素早くアクションを起こさないとすぐ元の表示に戻ってしまう。モード切替はBANDボタン長押し以下同文。SSBのLSB/USBは全自動。機能と操作が見ただけでは分からない。ちょっと使いにくいな。ストレスたまりそう。

もうZZYなんで、これくらい大きくないと。
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FT-991A
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マイナーチェンジで「A」が付いてバンドスコープがリアルタイムになったらしい。A無しモデルがかなり安くなっているが、Aへの有償アップグレードは48K円だそうなので、無印を買う場合総額100K未満で入手しないとあまりお買得感なくなった。

M-1
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歯切れの良いコンデンサマイクと豊かな音のダイナミックマイクをダブル搭載し、イコライザで音域特性を自在に変えられる。これ良いな。

リモート運用の実演をしていたので質問をした。物はRRS-Piなんだけど、これWebで見ても概念がいまいち判らなくてクエスチョンマークが脳内を駆け巡るばかりだった。疑問をぶつけてみたらあっという間に解決。Raspberry Pi(ラズベリーパイ)という名称のマイクロコンピューターにリモートソフトウェアをインストールしてリモート専用ボックスを構築するのですね。OSに依存しないからコントロール側のプラットフォームやWebブラウザは何でもいい。ただし、FLASH Playerがインストールされていなければならない。FLASHみたいな先代の遺物に頼ってるのはちょっと心配。しかし、初期投資額が爆安なんでとりあえずリモートやってみたい自分のようなユーザーには助かる。問題はハードやネットワーク関係でトラブってもサポートが一切無しってことだけ。それらを省けたからこの値段なんだろうけども。逆に考えると、それくらい自力で解決できない人にはそもそも扱えないからやめとけというハードルでもある。

アイコム

IC-R8600
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「下は10kHzからって音じゃないですかっ」という感想をそのままぶつけてみた。上は3GHz、バンドスコープ付きで予価20万円位。安過ぎる。横にあったIC-R30はガワしかできてないというお話。かつて、IC-R1、IC-R20を所有していた自分にはハンディレシーバーのほうが気になるが中身決まってないならしょうがないな。

RS-BA1
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アイコム純正リモートソフトウェア。こちらはメーカーの手厚いサポート付き。けれども、Windowsに依存しているため、Windowsの知識が必要になるというデメリット。うちにDOS/V機無いしWin98を最後にOSの知識もほぼゼロ。アマチュア無線でパソコンを活用するために避けて通れないWindowsの知識がまるで無い。このソフトを利用するためにどれくらいのハードスペックが必要なのですか?の問いに対する回答ですら何を言ってるかよく判らなかったくらいである。

JVCケンウッド

「TS-480の後継又はMCの予定はありますか?」このクラスの200Wモデルに関しては一人勝ち。売れてるから予定ない。うちのラインナップは少数精鋭。サポートも年数で切ったりしないし、基本設計良いから一生もの。TS-590Gお勧め。要約するとこんな感じ。

ということはTS-830VとTR-9300も点検してくれるのかな。ケンウッドは三大メーカーではいちばん好きだが、如何せん現行モデルは選択肢が少ない。新品で手が出るのは480しかない。スペック的には590Gなんだが手が出ない。

アツデン

元・日本圧電気。AZ-11は今でも名機だと思う。現在は無線機からは撤退し、通信機用ヘッドセット分野へ参入。
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左から完全密閉型HS-30、軽量密閉型HS-20、オープン型HS-5。HS-20出たら買うわ。

エレクラフト

メーカーブースやビジネスコーナーではなく、クラブコーナーのほうに個人所有のKX2、KX3が展示。KX2は完全にハンディ機サイズ。片手で余裕ですわ。でも自分は50M付いてるKX3のほうが魅力的。「これ買うときはどうするんですか?」8のコールの眼鏡のOMさんに尋ねたところ、EDCのWebストアで注文してくださいとのことだった。(後でEDCの社長だと知った。)

帰宅してサポート有りで見積もってみた。本体キット、ルーフィングフィルタ、ATU、マイク、2mモジュール、アクセサリーケーブルキットで円換算総額25万円以上。うぅむ、590Gが軽く買えてしまうではないか。もうちょっと円高になったら再考しよう。

つづく