日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

全市全郡コンテスト'16

週末の度に雨が降ってるが、午後から晴れる予報に重い腰を上げた。全市全郡50MでCWデヴュー。599のスローCQ局が居たら呼ぶ。コンテストならコールサインとナンバーが取れれば他のことを送受しなくていいので。居ない場合は21Mダイポールの調整。移動運用場所は栃木県栃木市、大平山。謙信平は人目がありすぎるのでやめて、北側へ少し下ったところにある駐車場に停めた。

まず、FT-817のホイップでワッチ。つくば市のナンバーを送ってるJM1の移動局が強い。S5〜6も振ってる。Pだから筑波山だろう。見通し距離やし、呼んだら行けるんちゃう?パドルをスタンバイ。60cpmにセット。ゼロインしようとモードを切り替えたとき事件が起きた。何もしてないのにドットが無限送出される。ブレークインになってなかったので妨害行為には至らなかったのが不幸中の幸い。
原因はプラグのはんだ付けが適当過ぎて内部で短絡してた。
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FT-817は立てたとき底部にCWジャックがある。ストレートな形状のプラグのため、変な力が加わって短絡したようだ。というか、もうこのレヴェルの細かいはんだ付けをちゃんとできない視力になってしまったのか。はい次。

コンテスト目的ではないので下山して滑車とSWRアナライザーの電池を買い求めて、いつもの利根川の堤防でダイポール展張。
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てっぺんに滑車を取り付けてあって、ロープを緩めると手元までスルスルと下りてくる。
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電線に手が届くところまで下ろせば調整が楽。

昇降ロープの処理
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ステーはアンカーに通して、キャンプ用の金具で処理
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ステーは10m

電線とステーの接続は、もやい結びとタイラップ
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この先に電線を脱着できるようにして、将来的にマルチバンドに対応させるつもりなので仮処置

調整はSWRアナライザーを使う。ところがまたしても事件が起きた。アナライザー側MJ、同軸ケーブルBNCPを変換できません。ここまでやっといて忘れてる物に気付くとは認知症か?

とりあえずワッチだけでもしてみるか。
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21MのSSBで、沖縄県石垣市のナンバーを送ってる局が聞こえた。
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CQコンテスト連発しているが、無調整のアンテナにRS54〜31と安定しないコンディションでは呼ぶ気にならない。

他のバンドをひととおり聞いてみた。1.9〜3.8、18、24、430Mは何も聞こえず。7Mはいつも通り結構聞こえる。驚いたのは10MHz、強力なシグナルがいくつも入感。CWフィルター無い所為かと思ったが、どうやら珍局のパイルアップらしい。本尊はどこにいるのか分からなかった。14Mは高速すぎて何を打っているか分からないCW。28M SSBでCQコンテストを出してるJE1局がいる。ところが50Mと144Mでも同じコールサインが聞こえる。一瞬派手な高調波かと思ったが、いくらなんでもそれはない。個人局コールでマルチオペレーターだと?意味が解らない。そういうことが出来る免許制度になったとしか思えないが、確信持てないので呼ばなかった。

エアーバンドを聴いて現実逃避
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地上局はYL Op.だった。