日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して海外交信するまでを綴っていきます。

KH4とKH7K

「KH4とKH7Kが2016年8月26日付けで消滅(したと思っていた。)」*1

消滅理由はハワイの海洋保護区の面積が4倍に拡大し、行政管轄が変更になったためとしている。ミッドウェー環礁は1996年に米軍が撤退した時点で政治的分離要件は満たされなくなったと思うが、何故か今日まで親エンティティのハワイとは別エンティティとなっており、KH4によってハワイと分離という理由でクレ環礁にも分離ルール適用となっていた。

DXCCは追いかけてないがDXCCの分離ルールには興味がある。地理的分離*2は理解できる。政治的分離のうち国(主権)が異なるのも解る。しかし、地理的分離ルールに該当せず、かつ同じ国が治めていても分離ルールが適用されている例がかなりある。その線引きが分からない。恐らく「政治的」というのを日本人の感覚で理解できるよう適切に訳せてないのだと思う。

例えば、
セントポール島(CY9)
カナダ本土の沿岸から僅か25km沖に位置する小島。どう考えてもカナダなのに分離ルールが適用されている。理由はカナダ運輸局の管轄下で、上陸するには当局の許可が必要だからという。一政府機関が国と肩を並べる扱いなのが腑に落ちない。

アルバ(P4)、キュラソー(PJ2)、ボネール(PJ4)
ベネズエラ沖のオランダ領の島。ボネールは海外領土。アルバとキュラソーは本国扱いということで分離ルール適用はまあ分かる。アルバとキュラソーが分離しているのが解せない。それぞれ100kmも離れてないのに。

デセチェオ島(KP5)
プエルトリコ西端沖20kmにある小島。どう見てもプエルトリコ。理由は合衆国魚類野生生物局の管轄下で、上陸するには当局の許可が必要だからという。

マーケットリーフ(OJ0)
ボスニア湾の入口にある岩礁。島の中央部を複雑な線形の国境が通っており、スウェーデンフィンランドに分かれている。フィンランド側がオーランド諸島(OH0)によって本国と分離しているから、という理由で別エンティティなんだが、オーランド諸島もフィンランドでしょうが。どうして分離されるのか意味が解らない。

英国本土
グレートブリテンイングランドウェールズスコットランドに分かれる。さらに北部アイルランドマン島ガーンジー島ジャージー島と本土だけで7エンティティに分離している。

ドデカネス諸島(SV5)、クレタ島(SV9)
ここも圧倒的に距離が足りないのに何故ギリシャ本土から分離してるのか。他にもスペインのバレアレス諸島やイタリアのサルディーニャ島も地理的分離要件を満たしてないと思う。こうやってみると米英と欧州ばかり。政治的な意図を感じずにはいられない。

*1:その後当局が精査した結果、分離ルールを満たしていたため消滅を取り消し。つまり、結果的にエイプリルフールだった。

*2:陸上は他国を挟んで本国から100km以上、島は本土及び親エンティティから350km以上