日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

電信を運用してみて雑感・FD編

受信

呼び回りは何の躊躇もなくできるようになった。コールサイン書き取って重複していなければ即コール。けれども、数字で始まるコールサインだけは不安で二度聞きしてしまう。

20Q超える辺りから重複チェックに時間がかかるようになってきた。前のページも見ないといけないから。そろそろ本気でリアルタイムロギングを検討しなければ。

紙に書き取らないとデコードできない。紙なりキーボードにアウトプットするのと脳内でイメージアップするのは別の技能のような気がする。どんな練習をすればいいのか。

数字の略号をマルチプライヤーに使われると訳が解らなくなりかける。5NNはテンプレートなので例外として、数字だと思ってるところにアルファベットが来るのは不意打ち。例:59910M → 5NNAOM

CWフィルターは信号が浮かび上がってきてとても聞きやすい。強い局同士がかぶっていても少しずらせばもう一方の音成分が消えるので目的の局を分解して聞ける(どう表現していいか分からないが)。

終わってから数時間、CWの幻聴が聞こえたり、脳が物音を自動的にデコードしてしまったりした。本番でたっぷり聞いたのでCW練習はさぼった。

送信

50字で送信していた6&Dでは同じスピードの局は皆無だった。FDは60字にスピードアップしたところ、クラブ局で1局お仲間を発見。

6&Dは卓上が狭かったため小型パドルで打っていた。FDはリグ、パドル、ログの置き場を分けて専用スペースが出来たためVibroplex Blue Code Warrior Jr.を使用。安定しておりカチカチと小刻みに打てる。良い。

CQ出して呼ばれるとコールサイン書きとった手でパドルを操作しなくてはならないから、焦って送信ミスしてしまう。左手打ちの有用性が理解できた。しかし、助手席に座って運転席にあるリグとパドルを操作する場合は逆に都合が悪い。無線のために左ハンドル車に乗り換えるのは本末転倒。

その他

帰路は小沼の横の道(県道16号)を下りた。道路脇の空き地やヘアピンカーブの外側の広いところで撤収中の同業者を3局見掛けた。当局の運用地点でさえ北側はほぼ絶望的なのに、そこより更に低い場所は1エリアと静岡の山岳移動局ぐらいしか出来ないんじゃないかと思った。それとも山体リフレクターの恩恵に与れたりするのだろうか。

終わってからFDの規約読んだんだが、固定局同士の交信がポイントになるってそんなルールだったっけ?若者時代含め移動でしか参加したことないから気にしてなかったな。