日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

2017年を振り返って・社会編

ランキングは付けずに10個ぐらい選んでみた。

資格別門標復活

一アマの黄色、二アマの緑色の門標は若者時代の憧れだった。現JARL会長の今のところいちばんの功績だと思う。しかし、緑色の門標を注文できる身分になったが、誰かに見せるわけでもなし別にいっかみたいな。*1
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ラジオ・オーストラリア短波放送を終了

Alice Springs送信所から「73 de VL8A QRT」を打電して停波。ワライカセミとワルツィング・マチルダのジングルはもう聴けない。お手紙読まれたのは懐かしい想い出。

KH4、KH7Kデリート騒ぎ

分離エンティティ要件を満たさなくなった理由により削除を発表したが、後日精査したら要件を満たしていたので削除発表取り消し。結果的にエイプリルフールだった。

JT65が6mで予想外の伝搬をする

太陽黒点低迷期のご時世に北米やヨーロッパの信号が受信できるらしい。極大期にはいったいどんなことになるのだろう。尤も欧米各局は気が遠くなるような多素子ビームアンテナに1kW以上の電力をつぎ込んでるという話だが。

FT8大流行

JT65と違い、一回の交信時間が短くお手軽な半自動交信とあって、瞬く間にブレイク。JT65からFT8へのグローバルシフトが短期間のうちに行われた。当局はまだJT65すらも交信実績ないのに、世の中の変化が早過ぎてついていけない。

デジタルモードとJARLコンテスト周波数の共存問題表面化

6mはJT65が50.276MHzで、JARLコンテスト周波数のCW50.250〜50.300MHzのど真ん中。6m AND DOWNでは、50.276MHzでCQ TESTを打ってる局が結構いたが、FDではみんな避けていた。個人的には後から来たほうが移動するのがスジではないかと思う。

東京のアマチュア無線家、滑落死

この方とは事故に遭われる2週間前のフィールドデーコンテストで交信していた。CP部門で優勝しておられて二重に涙を誘う出来事だった。
東京の68歳会社員、滑落死か 埼玉・秩父の山中 - 産経ニュース

アメリカ合衆国魚類野生生物局がKH1ベーカー島に上陸許可

公式サイトによると、コールサインはKH1/KH7Zで来年6月にQRV予定。実現すれば2002年以来。個人的にはドパイルには参加しない方針。S9でCQ連発してたら呼ぶかもしれんが。
KH1 日本語サイト

一アマ国試の出題傾向が変わり合格率ガタ落ち

みんなどれだけ過去問しかやってないんだよ、という印象。矢張り第一級ともなると、平均的基礎学力では理解が厳しい学問なんだと判った。ニアマの無線工学も理解出来ない基礎学力しかない当局は挑戦する気すら起きない。

スプリアス旧規格機単体での新規開局・増設受付終了

普及啓発の対象が長年やってきた人達向けで、各種解説もそれを基準に書かれてるもんだから、旧規格技適機の概念が無いカムバック組には何を信じていいやら判らない状況に陥った。それにしても、アマチュアは10年もの移行期間を与えられて優遇されてたのに、残り2ヶ月切ってから世界の終わりの如く嘆いたり慌てふためくOMが散見された。なお、駆け込み需要の所為で免許状の印刷が間に合わず、年をまたぐ模様。

総務省PLC屋外実験推進、JARLの反対意見反映されず

スプリアスにしろ1200Mにしろ、お上の言う通りにしてきたのにまたイジメ。矢張り、一般ピープルがトップの6万人弱の勢力では官僚には相手にされないか。

ハムフェア9月に開催

会場の都合で例年より2週遅い9月第1土日に開催。おかげで自らが主催するAll Asian DX Contest Phoneとモロ被りという。暑さが若干和らいだので来年も9月開催希望。8J1HAMがAADXに参戦すればいいんじゃね?

CQ誌JA1AN原氏のAbout VHF連載終了

原敬の孫で戦後アマチュア無線の発展に尽力してこられた元JARL会長原昌三氏はご高齢により筆を置くこととなった(らしい)。同じ6mマンとして氏の御功績を讃えたい。

*1:別宅コールでなら欲しいが連盟会員でないので。