日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

FT-818ND

FT-818NDの情報が飛び込んできた。見た目はFT-817NDと同じ。変わったのは817ではオプションの水晶振動子(TXCO)が標準装備、バッテリ容量が35%増、最高出力6Wという地味な変更。噂のあった1200MやSDRやリチウムイオンバッテリは非採用。筐体同じっぽいからUSB端子も無さそう。受信性能が向上しているなら買おうと思ってるけど、これはもしかして中身変わってないのでは?だとすれば、20年分の技術革新を考えると、むしろ退化している。これでよく出そうって気になったものだ。そっちのほうが驚き。

2018.3.2追記

取説をDLして817と比較してみた。手持ちの取説は2008年バテスタ版
・受信範囲がデフォルトで拡張されている。*1
・NiMHバッテリの充電時間が8時間→10時間に変更
・送信機系統図のデバイスが15ヶ所位変更有り。
・自励発振1〜3の後の緩衝増幅が2段から1段に変更(適切に表現できないが)。

バイスが入手困難になってきたので代替品に変更という理由が最も大きいのではないか。ついでにバッテリと出力を変えて、オプションのTXCOを標準装備にしたと。現状で売れてる製品は変える必要がないと言えば尤もらしいが、目の肥えた消費者を満足させるだけの製品を開発する力が無いとも推察。当局も2016年のハムフェアにおいて八重洲ブースのアンケートに「817の後継機をKX3よりすごいのでお願いします」と書いてしまった。I社の7〜8年遅いと言われてる開発力のメーカーには無茶な要求に映ったことだろう。

*1:817の受信制限を解除した状態と同じ。