日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

ハムフェア2019

珍しく初日に行ってきた。4年連続、通算8回目。

デジタルスチルカメラ忘れてスマートフォンしか無くてあんまり写真撮っていない。

昨年に引き続き、つくばから高速バスに乗り、国際展示場駅前下車。屋上で1時間半程時間調整

8J1HAMのアンテナの奥に見えるのが新しくできた南棟。

カムバック4年目ともなると、見るものが予め決まってるし、EBの約束も無いので計画的にスピーディーに巡れた。

アイコム新製品

IC-XXXは当方の予想は外れ。マルチバンド10Wポータブル機IC-705だった。

乱暴に表現するとIC-7300顔のKX3。

実寸大モックのほうは人垣厚過ぎて近寄れず。*1

ライヴァルメーカーが堂々と見にきてて微笑ましい。

既存のLi-Ionバッテリーパック装着で5W運用できるのが魅力。アイコムやるじゃん。

もう一コのほうはIC-PW2

当局には一生縁が無い装置。リグ2台接続できるようだ。

八重洲

恒例のキャップは、今年はWDXC登録かWIRES-Xのノード開設局のみと配布条件が厳しくなった。

当局は余裕で落選。817を持っていかなくてもいいことが事前に判っただけでも良かった。

AZDEN

これも一生縁が無い装置

ATU無しは運用上厳しいのでは?1kWを下ろすためだけなら良いが*2。また、東京ハイパワー製品を復刻するならHL-45BとかHL-206Vとかも作って欲しいのだが。昨年も同じ質問をしたが今年も同じ回答だった。

LUSO TOWER

基礎工事から含めて総額幾ら位の予算が必要なのか尋ねたところ、22mHで3M円、36mHで4M円ということだった。車より高額な予算を無線につぎ込むとか、わたしの金銭感覚では異次元。DXの魔力は怖い。

クラブコーナー

C-010 同人誌保護
C-049 50Wで9時間運用できるポータブル電源が発発より安くてグラッときた。
C-080 昨年二日目に来て買えなかった1200Mのデルタループパラレルを買おうかどうしようか迷ったが、やめた。
C-099 新作ぺんぎん缶バッヂ保護

クラブ展示

J-47 昨年知ったHT-1Aに10Mに出られる隠しコマンドが判明。知ってるコールサインも何人かいらしたが、お声掛け等はしなかった。

南棟3・4ホール

初めての会場にしては混雑もなくスムーズに捌けていたと思う。ホール入口までかなり遠くなった感は強い。
来年はいついつどこでやるとか書いてなかったので、大方の噂通りなのだろう。

気持ちを切り替えて、4エリア・アンテナ巡りツーリングへ向けて出発。

*1:ここで無理して前に行かない辺りあまり感心がない表れと言える。カタログも人にあげちゃったし。

*2:当局の別宅200Wみたいなもの。

FT-891M設定

50W機購入動機

・DXのためにパワーが必要と感じた。
QRPで1000QSOしたらQROしようと思っていた。FD終了時点で800Qに達したので、消費税上がる前にフライングゲット

FT-891の選定理由

・出た時から気になっていた。*1
・144M以上は出ない。出てもFT-817があるからHF/50M機で十分
アイコム、ケンウッドの同クラス50W機が定格20Aに対し、八重洲は15Aに抑えられている。
・アンテナはモノバンドのフルサイズしか使わないため、ATU不要
・USB Audioに非対応なのが短所だが、デジタルモードは当分出る気ないから、大した問題ではない。
・バンスコ要らん派
・設計が新しい。
・価格が安い。
・オーディオピークフィルター装備

Function Button

A IF SHIFT→Auto Zero-In 
オートゼロインは予め設定したピッチに同調してくれる機能。実際使うときはゼロインした周波数からちょっとずらして呼ぶ。パイルアップ時、相手には他局と異なるピッチで聞こえるのでピックアップし易くなる。

B Scope→Width
ワイズはIF帯域幅を狭くして混信を除去する機能。FT-817ではメカニカルフィルタを使用しているが、本機はデジタル可変。ノーマルモードで2.7kHz~500Hz、ナローモードで500~50Hzの任意の幅に可変できる。メカニカルフィルタ並みのキレがあるのか楽しみ。

C NB→Audio Peak Filter
ノイズブランカはパルス性のノイズに同期して打ち消す機能だけど、ノイズが無いところで使用すると近接局の影響を受けやすくなる。当局はコンテストでしか出ないので、ほぼ込み合った状況での運用となり、ノイズブランカを入れてると却って邪魔なのでオフにしている。オーディオピークフィルターは電信で使う、混信時に目的の信号だけを浮き上がらせてくれる機能。FT-817には付いてないので具体的にどんなことになるのか楽しみである。

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CW Setting

SPEED 20→18wpm 手打ちでミスらない最高速度に変更
CTESTWINが送信速度を制御しているためリグ側の調節は無意味

PICTH 700→600Hz 受信練習は600Hzでやっていたため、今でも600Hzがいちばんしっくりくる。

メニューモード

02-02 DIMMER BACKLIT 6 薄暗い車内で運用するため、見えればいい。
02-04 DIMMER TX/BUSY 4 デフォルトの8は眩しい。
02-06 ZIN LED ENABLE 青色LEDが眩しすぎるのでデフォルトに戻した。
05-04 BEEP LEVEL 10 デフォルトの50は大き過ぎる。
07-08 CW BK-IN TYPE FULL QRP'erはフルブレークイン一択でしょ。
14-01 QUICK DIAL 50kHz CWしか出ないのでデフォルトの500kHzは変化幅が大きすぎる。
16-03 HF PWR 5 慣れないうちは最小パワーで。
16-06 50M PWR 5 同上

次にやること

・電源は車のバッテリー直結ケーブルを車内に引き込んで昇圧器で13.8Vを供給。そのための電源ライン作り。接続端子はアンダーソンパワーポールでこしらえる。
・給電線を8D-2Vで作る。

完成時期目標

9月14日(土)

*1:開局した年に候補に上がっていた4機種のうち3機種は保護してしまった。残るはTS-590G。当局はリグを取っ替え引っ替えするタイプじゃない。値段が安くても何も考えず飛びついたりしないし、自分の運用スタイルではスペックオーヴァーな高性能機を欲しがったりもしない。故に入手した機種は末永く使っていきたい。

第61回ALL JAコンテスト結果発表

C50関東19位(57)、C50P関東3位(12)だった。固定QRP局に本腰入れて出てこられちゃ、フルオペしてない当局じゃ敵わないな。いい夢見させてもらった。*1

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HとPの常勝局は相変わらず異次元スコア。どうして5Wで300Qもできるのか。いつも14県移動だけど、QSLカード来ないしBlogの類も無いから何処から出ておられるのか。昨年のACAGで1420を送って来られたから筑波山なんだろうけど、子授け地蔵Pは別の局が運用していたし、京成ホテルPは無線禁止の筈だし、他に1420でこのスコアをたたき出せる場所は山頂ぐらいしか思いつかない。

*1:規約では上位10%で7位まで入賞とある。昨年までは小数点1位を切り上げていたが、今年は小数点以下切り捨てになってる。例えばC50Pは12局エントリーしているので、小数点1位切り上げなら2位までが入賞の筈なのに今年は1位のみ。3位ではどのみち入賞圏外だけど。

2019年8月末のQSLカード

ビューローで初めてDXのQSLカードが届いた。初めてSWLリポートが届いた。
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UA0の局は電子ではCfmしていないので、紙が初QSLとなった。しかもTNX QSLだよ。ロシアから2年近くかかって届くとか軽く感動した。送ってみるもんだなぁ。T8の局はLoTWではCfmしていたけれど、紙も頂けて改めてうれしい。SWLはRSTにリアリティがあって*1QRPでもビーム向けると強いシグナルを送れるのだなと実感。SWLカードはハムフェアで出してきます。

今回の内訳は、
2017 WWDX 1枚
2018 WPX 1枚
2019 JIDX 1枚
2019 ALL JA 29枚(内SWL 1)
しめて、32枚。記号はCだった。

送っていただいた皆様ありがとうございました。

2019.11.3追記

ログとの照合完了。ALL JAでNILが1Qあった。

*1:コンテストしか出ないから普段599ばかりだし。