日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

第64回フィールドデーコンテスト結果発表

C50で北陸2位だった。
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常勝局がログ提出されてた時点で入賞は無いと思っていた。大体3エリアに近い福井勢に対抗できるスコアを富山県内移動で獲得するには北アルプスから出るしかない。

C50関東TOP3がすべて固定局で二度見した。ガチ勢がX50でけん制しあった結果C50に誰もログを出さなかったということか。当局の2019年のスコアでも軽く1位になれたな。こんなことがあるとは、もはや驚きを通り越してミステリー。

過去の成績

2019 C50 関東7位
2018 C50 関東7位
2017 C50 関東7位
2016 X50 関東18位

今年参加したコンテスト

12大会に参加してカムバック以来2番目に多い年となった。入賞は4大会は確定している。初参加の大会はOK-OM
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交信していただいた皆様ありがとうございました。来年も頑張らずに頑張ります。

HAM Note Book 2022

CQ誌1月号付き年刊ハム手帳2022を購入
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6年連続6冊目。毎年1月号はこれのためだけに買ってる状態。今年もヨドポチしようとしたら予約締め切っていたので発売日に都さ行って保護。ヨドバシ京都6Fの書店に山積みだった。CQ誌が山積みになっているのを見たのは30年ぶりぐらいかもしれない。

久しぶりに街で買物したらすっかりセルフレジになってていくそった。書店はカウンターの左下にマシンがあり、右手で鞄をホールドしながら利き手じゃない左手でなれない機械の操作を強いられるレイアウトでもたついた。階下のUNIQLOでは買い物カゴを所定の位置に置いてタブレットの画面をタッチ操作。ふだんからiPad等を操作しているから初めてでも出来たが、ケータイも持ってないうちの親とか絶対無理だろう。驚いたのは一瞬で決済総額が計算される仕組みだ。商品にRFタグが付いていて読み取っていることは想像できたが、それらしきデバイスが見当たらない。よく見ると値札部分の紙の裏にあった。
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画像は目隠しシールを剥がした状態。金属箔が幾何学パターンを描いている。ほかにチップの類いは無い。ということは、このパターンに意味があるのか?回収せず使い捨てにできる程の原価。プロの無線技術は想像の遥か上をいってた。いつの間にか現実がSFに追いついていた。

移動する局の変更届(1年6ヶ月ぶり10回目)

第7送信機の増設。技摘機種かつ局免許の変更が生じないので総通に到達したらOK、の筈。
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ひと月程前に入手したが箱に入ったまま別宅に置いてある。いろいろやることが多くて構う暇がなかった。年末年始休暇のお楽しみ用ですね。

祝・DX500交信・其ノ貳

交信数の多い4カントリーの内訳を作ってみた。

アメリ

合衆国で言えばKH0やKH2も含まれるのだけれどもWASで括ると除外される。
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本土はCA、WA、AZ、ORとW6〜7が上位を占める。

Wは基本的に「/エリアナンバー」を用いない。当局も1エリア内の移動でDXと交信するときは「/1」を省略していたが、Wでは本土全域でOKな慣習のようだ。ARRL DXではナンバーが州の略称なのですぐ判るが、WWDXはCQZなのでW8でトトトトツーと送ってきてもMIなのかOHなのか判らない。アメリカの総通FCCが提供しているコールサインで個人情報を検索できる恐ろしいサービス↓
Current License Query by Callsign
で検索したところ、ポスタルアドレスはWV(Zone 5)の私書箱だった。もう何処だか判らない。状況的にはW7と聞き間違えた可能性のほうが高い。7と8は過去何回もナチュラルに間違えてるし。不明が1つあるのはそんな訳。

ロシア

アジア圏ロシアと欧州圏ロシアの合算
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ロシアのコールサインはナンバーとトップレターで地域が判る。断トツに多いPK Primorsky krayは「0L、0M、0N」が該当。日本語表記では沿海地方。中心都市はウラジオストク市。つまり日本海側に面し、BYと国境を接しているJAに近い地域である。次点はHK Khabarovsky kray「0C」ハバロフスク地方。PKの北に位置する。3番目はEA Evreyskaya obl.「0D」ユダヤ自治州。HKの西側で連邦唯一の自治州。
地域全リストはココ↓
Russian Regions - Russian DX Contest

中国

VRと合算で第3位
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Bで始まる中国局はロシア方式と同じくナンバーとトップレターで省が判る。JAに近く人口も多い上海が多いのは納得できるが、内陸の湖南省の多さは謎。内容は2バンドで4局。まぁ相性が良い地域なのだろう。9エリアは未交信、0エリアはFT8で1Qのみ。

オーストラリア

本土と離島を合算
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VKは好きな国なので聞こえたらとりあえず呼ぶ。本土で未交信のVK1はオーストラリア首都特別区(Australia Capital Territory)、いわゆるキャンベラ市。

他にもナンバーで首都が判る国は当局の知る限り、EU1ミンスク市、OE1ウィーン市、CE3サンディアゴ市、TA1イスタンブール市(欧州圏)、HL1ソウル市、BY1北京市、BV2台北市、YB0ジャカルタ市ぐらい。

話がそれるが、アマチュア無線を始める前はBCLをやってた。中学から高校にかけて中波、短波、FMとやったが、短波の日本語放送は特に力を入れていてABCへ送ったお手紙が番組内で読まれたことがあってオーストラリアが好きなのだ。

祝・DX500交信

先日のARRL 10mコンテストにおいて、カムバック以来のDX交信が500回に達した。記念に500回分の統計を公開。1と9のコールサインの合算。
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バンド別

14Mがあったおかげで達成できたと言っても過言ではない。DXバンドは凄い。DX同士どころか大陸間同士の交信がふつうに聞こえる。でもコンテスト以外で迂闊に出るとDX'erの先生方に叱られそうなのであまり出たくないのが本音。プロフィールにもあるように21Mのほうが昔も今も好き。好きなバンドが最多で満足。

年別

カムバックしたのは2016年7月だが、初DXは2017年11月のWWDXコンテスト。20m CWでUA9を呼んでナンバー交換した。当時は完全に移動運用100パーセント。教えてくれる人も居なかったので、一人で調べていろいろ手探りで運用環境を整えていったため、ちょっとした目標を達成するのにもすごく時間がかかった。2019年以降は毎年150Q前後で推移。

月別

ARRL DXのある2月とWWDXのある11月が突出。次いでJIDXのある4月となっている。あとは似たり寄ったり。9月だけは未だに0交信。Scandinavian Activity Contestぐらいしか参加できそうな大会がないのだけれどもボウズだったり急な仕事が入って出られなかったりで実績なし。

時間別

基本的にハイバンド*1しか出てないので実績も日中にしかない結果。

モード別

今夏から始めたFT8が早くも60Q。パソコンに向かってクリックするだけのアマチュア無線の何が楽しいんだと思っていた時期もありました。食わず嫌いはよくないんで試しにやってみたら意外に面白かった。この調子だと再来年辺りCWを追い越してしまうな。

陸別

ASとOCは近いから判るとしても、NAの塊が異様。ARRL DXだけで134交信しているからなぁ。28Mは近くにしか飛んでない。
時間帯別だとこうなる。
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北南米は午前、欧州は午後、アジアとオセアニアは一日中。じゃあアフリカはいつ聞こえるの?矢張り夜か?

出力別

見ての通り。相手の受信能力頼りの迷惑運用すみません*2QRP部門が無いコンテストではせめて25Wは出すように心がけている。ヤングハムのみんなは真似しないように。三アマ取ったら50W出すように。

アンテナ別

今年10月に上げたアローラインでの実績が4年前に上げたEF Quadに並んだ。アローラインが凄いのかFT8が凄いのか。けれども、シングルバンドのフルサイズVダイポールアンテナ*3には遥か及ばない。当たり前のことだけど。

リグ別

FT-817NDでDX124交信は元取った感がある。カムバック前にネットオークション4万円で落札して、後からCWナローフィルターを買い足した。内蔵バッテリーはサードパーティー製のリチウムイオンバッテリに換装、2.5Wで3時間位運用できる。現在は別宅でFMラジオと化している。FT-891Mは2019年のOceania DXコンテストから使用。現在メインリグ。CWで運用するぶんには十分な機能と性能がありコンパクトで気に入っている。TS-590SGは当局にとっては勿体ない高級機、一生ものと思っている。

Entity

DX 500交信と同時にCWでのEntityが50WKD(JA含めて)になった。FT8でしか交信していない3D2、CX、CEを加えて52WKD+JAが現在の成果。
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当局と同じような環境*4では大体60前後で頭打ちになるっぽい。サイクル25のハイシーズンが終わるのが5年後として、それまでにどれくらい出来るだろうか。

CQ Zone

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未交信ゾーンはメキシコ、中米、カリブ、南米大陸北部、西アジア、中東、南アジア及びアフリカぜんぶ。6〜10はコンディション上がれば期待できるが、その他は今のままでは難しいか。QRO、夜間運用、ローバンド等まだまだ試せることはあるので長い目で精進していきたい。

*1:ハイかローかで分けたらハイバンドしか出てないという意味。いちおう7Mのアンテナもあるが地上高低すぎて国内にしか飛ばない。

*2:最小2.5Wで13Q/最遠アリゾナ州。Wの受信能力には感謝しかない。

*3:RDE-15は21〜28Mの内1バンドにマッチングするようエレメント長を調節して使用する仕組みなのでフルサイズアンテナと言える。

*4:タワーなしルーフタワーなしビームなし、200W以下、戸建て