仕事が忙し過ぎて視聴できなかった「AKIBA'S TRIP」の第四話「無線HAMファイターズ」を今さらながら補完。
あらすじ
秋葉原に流れる怪電波を操る悪者を退治するべく、ブラジルに滞在しているその筋の権威に助言を請うために電信でDX交信を試みる。
電離層反射通信の仕組みも軽く解説していた。
登場HAMその1
四アマから10年で一アマを取得。秋葉原のビルの屋上にタワーを建て、HFからSHFまでQRV可能な青年HAM。愛機はFTDX5000D、TS-830S、FT-101、FL-2100Z、TM-942等。パドルはBencher BY-1。コールサインJA1QRL
彼曰くアマチュア無線とは「日によって飛び方の違う電波を捕まえ、己の技術力と創意工夫でその確度を上げていく。アマチュア無線は現代人が忘れた探求心、冒険心を蘇らせてくれるのだ。さらに世界中の人達といつでも電波を飛ばしてふれあうことができる。ただの通信がお宝探しのような楽しさを生み出すのだ。」
登場HAMその2
かつて筑波研究学園都市で怪電波の研究をしていた柳生田*1博士。現在ブラジルで金を採掘中。連絡手段はアマチュア無線のみ。愛機COLLINS KWM-2、312B-5(外部VFO)。ストレートキーはKENTっぽい。
登場リグ
ICOM V/UHFハンディ機*2
無免許の少女に持たせて交信していたので特小かとも思ったが、周波数がアマチュアバンド。まぁ架空の話だし・・・
TRIO TS-830S
YAESU FT-101E
劇中ではFT-101Zと言っている。
YAESU FT2D
「これならデジタル式で画像が送れ、VoIPで接続することも」
YAESU FTDX 5000D
COLLINS KWM-2
登場店舗
富士無線秋葉原店
おかしな点
VHFのアンテナを整備したと言っているがVHFっぽいアンテナは上がっていない。
上からHFローバンドRDP、HFハイバンドビーム、バンド不明ループ
SWRアナライザーで受信している。
6エリアゲットと言っているがローテーターの指針は真北を向いている。
モールス符号
博士との交信を試みる辺りの高速呼び出しはQRMが大きくコピーできなかった。疲れてきて送信速度が遅くなったシーンでは「DE JA1QRL」と聞き取れる。博士は電文の最後に「73 VA」と送ってきており、青年HAMが「TNX」を返して終了。