日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

CQ-WW WPX RTTY

14MHzのV-DP調整がてら、あわよくば掲題のコンテストに参加してやろうと、いつもの場所へ。

RTTYとはラジオテレタイプのこと。日本語では印刷電信。電波型式はF1B(周波数偏移変調)。毎分約60字でアルファベット、数字及び記号を送出する。昔は専用のテレタイプ装置を使用していたが、今はパソコンのソフトウェアがすべてやってくれる。無線機もここ10年くらいに出た機種はもれなく対応しているので、ユーザー側で用意する物はパソコンと接続ケーブルだけ。最新機種はUSBケーブル一本で済むらしいが、FT-817NDでやるときはデータケーブル、PTTコントロールケーブル、マイク入力ケーブル、USBケーブル及び中間インターフェース(当局はUSBIF4CW)が必要。ソフトウェアはフリーソフトのMMTTYを使用。お正月のQSOパーティーで受信に成功していたので、送信も難なく出来ると思っていた。RTTYの初QSOがDXもあり得るかもぉ、などと気軽に考えていた。

先ずは取説通りにアンテナを組み立てて計測

どこかが接触不良っぽい結果になった。ディップ点の傾向としては上のほうにあるようなので、重なり長を2cmずつ短く*1して再計測

短縮コイル入りのアンテナだし、こんなものだろう。←面倒くさがり屋

運用前の問題点

今日は車を南側へ向けたため差し込む日光にPCのバックライトが負けて画面が見えなくなったためフロントガラスを遮光シートで覆った。
MMTTYに一旦登録したコールサインが変えられない仕様だと気付くまでに小一時間を要した。別のフォルダを作ってアプリごと再インストール。つまり、コールサイン毎に同じアプリが新たに必要という。意味が解らない。

とりあえず送信したら、謎の文字列が延々と表示されて、デコードできなくなった。

アプリを再起動したら直った。
しかし、これでは交信どころではない。

判明した問題点

送信したら受信不能になる。原因不明。
PCのマイク端子へ接続するコードが短すぎるうえに、マイク端子から数ミリ浮かせた位置でないと正常に動作しない。コードが短くて微調整が困難。
MMTTYの使い方が破滅的に分からない。ボタン全部英語だし、大体Web上の解説を読んでも交信手順がイメージアップできない。
ログは自動で記録されるのかされないのか分からない。されないのを前提としたら紙ログ必須だが・・
キーボード叩きながら紙ログつけるの不可能じゃね?ひざ上をPCが占領しているため。
トラックパッドで操作するの難し過ぎ。マウス置く場所が要る。
ダミーロードが無いので送信テストが出来ない。送信後に受信不能になるのがアプリの設定ミスなのか電気的要因(回り込み)なのか検証しようがない。

所見

一筋縄で解決出来なさそうな問題が多すぎる。ちょっと難し過ぎて当局には無理かな。兎に角、RTTYの基礎知識が無さ過ぎて交信に至るレヴェルに無いことだけは判った。しかしながら、主目的のアンテナ調整はできたので、気持ちを切り替えて来週のARRL-DXに備えよう。RTTYは9月のWWDXまで忘れる。

本日のシャック

受信したカントリー

14.080辺りから14.090辺りが銀座。上は14.105MHz辺りまで確認
HS YB JA DU BY BV UA0 UN

次の参加予定

2019 ARRL International DX Contest CW

*1:重なり長を短くするとエレメントは長くなる。