HFのログからCQ ZoneのWKD/CFMを調べてみた。モードはCW、ほとんどコンテストのQSO(例外は24MHzの1Qのみ)。7と24MはJAしかやってない。ついでに聞いたことはあるが諸般の事情でQSO成立に至らなかったカントリーをHRDに記載した。
北米
Zone 1で唯一のQSOはカナダのユーコンテリトリー。アラスカはタイミングが悪くてQSOできていない。Zone 3〜5は9割方ARRL DX Contestによるもの。アメリカは全エリアQSOしたが、カナダはサスカチェワン州以東は聞こえない。人口の多いオンタリオ州やケベック州など聞こえそうなものだけれど。大陸以外はZone 8のケイマン諸島を聞いたのみ。コンディションが上がってくればZone 6〜7も出来ると信じている。Zone 2は当局の設備では100%無理。
南米
入感する時間帯は北米とほとんど重なっているが聞こえ始めがやや遅く、しぼむのもやや遅い。Zone 9以外はいちおう聞いてはいる。けれども、南米の局は総じて耳が悪い。何回呼んでもCQ連発が当たり前。ペルーなどリアル599でJAのパイルになってたのにフェードアウトするまでCQ連発だった。その他も似たようなもので、QSOできたのはブラジル2局とアルゼンチン1局だけ。うちアルゼンチンをeQSLでCFM。LoTWにあげてくれないかなぁ。Zone 9は聞こえてもWの壁を越えられないだろう。
ヨーロッパ
北南米が早朝聞こえるのに対し、ヨーロッパは午後3時頃から開いていく。16は欧州圏ロシアとウクライナのBIG GUNが聞こえるのでパスがあれば難しくはない。15もカントリー数が多いので比較的イージー。14は遠いので当局にとっては難しい。Zone 40は今の設備じゃ99.9%無理。
アジア
Zone 19、24、26はいつでも聞こえる。5Wでも楽勝。その次がZone 17、18でいつでも出来るわけではないが一年あれば難しくはない。Zone 25はJA以外で取ろうと思うと難しいときがある。昨年のWWDXではHLが聞こえなかったのでZone 25を落とした。Zone 23はBY3G、BY9、BY0、JTおよびUA9Yが該当。JTは1回しかQSOしていない。BY3Gは比較的よく聞くがLoTWはやっていないようだ。Zone 21、22は聞いたこともない。中東の局はコンテストではヨーロッパにANT向けるから、ビームないと厳しい。
オセアニア
Zone 27、28はいつでも聞こえる。5Wでも楽勝。その次がZone 30、32でこれも難しくはない。Zone 31はハワイがあるのでコンテストだと簡単にできる。Zone 29はオーストラリアの人口密度薄いVK6とVK8およびココス島、クリスマス島が該当。でもヨーロッパよりはイージー。オセアニアはVK1(キャンベラ首都特別区)とQSOしたい。それでVK本土エリアコンプリートだから。
南極
CWでは聞いたことがない。南極はZone 12、13、29、30、32、38、39にまたがっている。
いっぽう複数の大陸にまたがるZoneも幾つかある。
Zone 16 EUとAS UA8-9のトップレターS,T,WはEU*1
Zone 20 EUとAS トルコのボスポラス海峡以西はEU*2
Zone 22 ASとAF モルジブのアッドゥ環礁はAF
Zone 27 ASとOC 小笠原諸島とスカボローリーフはAS
Zone 28 ASとOC 西マレーシアとシンガポールはAS
Zone 33 EUとAF イタリアの離島はEU*3
Zone 40 NAとEU グリーンランドはNA
また、ひとつのカントリーでひとつのZoneを占めているものもある。
Zone 2 カナダ
Zone 6 メキシコ本土と離島のレビジャヒヘド島
Zone 18 アジア圏ロシア
Zone 19 アジア圏ロシア
Zone 29 オーストラリアと離島のココスキーリング島およびクリスマス島
所見
WKD +HRDでも68カントリーにしかならない。つまり、耳もパワーもアクティヴィティもまるで足りないということ。第一に1年でWACを達成出来るかどうかだろう。これが出来ないと100など絵に描いた餅。まずはアフリカが聞こえることを目標にしてアップデートと自己研鑽していきたい。