日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

連休のFT8運用日誌

11/3(祝)

日中はアンテナ設営作業、夜は疲れてバタンキュー。

11/4(金)

朝9時前から24M→28M→21Mの順に1時間半運用。午後3時頃にも28Mを運用。また50Mでは長時間CX、LU、PYが入感していた。富山石川の6m DX'erが一斉にコールしていて壮観だった。当局的には6mは国内用バンドの認識。SSBでHL、BV、JD1ぐらいは聞いたことはあるが、いきなり南米とか次元が違いすぎて他人事の域を出ない。呼ぶ気もしなかった*1。だが、試しにCQ出したらVKに届いていて戦慄。2エレ(バックビーム)に25Wで南半球に届くのか、恐るべしFT8

HA32Xに換えて変わった気がするのがもらうレポートが良くなった。尤も電離層コンディションも昨年より良くなっているからアンテナだけの成果ではないだろう。

11/5(土)

朝6時台に28MでCQ出したら「XE/」付きのWが呼んできた。いままでどんだけ呼んでも出来なかったメキシコから呼ばれて浮かれていたら、RR73のシークェンス前にWSJT-Xが落ちた。「/」付きの局から呼ばれるとクラッシュするv.2.5.3のバグが原因。いままで呼ばれたことなかったのでVer.Upせずにいたのだ。すぐに最新のv.2.5.4にアップデートした。

日中は主に住宅周りの樹木の枝打ち、雨どいの掃除などに従事。作業の合間に24Mで1Qのみ。

11/6(日)

朝7時台に28MでCQを出したらWのパイルになった(やや誇張)。21Mはバンド中ビッシリで出る隙間も無いが、24/28Mは比較的空いている気がする。50Mまでいくと、何も聞こえなかったのにDXが入った途端にDX'erの戦場になってしまう。14Mかよ。

昼過ぎに28MでCQ出してBYが1Qで後が続かず。24Mに下りると、T33TというPedition局が軽快にパイルを捌いていた。調べるとFT8のFox/Houndモードで運用している。ちょっと試しにやってみたくなり、WSJT-Xのセッティングを変更して冷やかし参戦。ふだんドパイルになってる局なんて呼ばないのだが、F/Hモードを試したい好奇心だけで出た。あっさり交信できてしまった。(゚ー゚;

24Mの8局目の交信で、DXCC Most Wanted 35位の超絶レアエンティティをゲット。5mHの逆Vダイポールに25Wで。バナバ島はキリバスの西端にある離島。人口300人程で常設局はおらずDX Pdition頼み。日本からは近いので要求度はそんなに高くない*2が、当局にとってはビッグサプライズだった。

無線以外では3ヶ月ぶりに大型二輪を転がした。

ミニマルチ HA32Xレビュー

ビーム方向35度で固定。AS,OCは近いのでビーム向いてなくても出来る、EUは壁があるのでビーム向けても飛ばんだろうという割り切り。北米大陸に向けたおかげでCQ出すとWがわんさか呼んできて楽しい。北米が開く早朝に無線運用して、日中は心残り無く外出できるアンテナと言えよう。無調整で広帯域にマッチング取れているのも助かる。最も良かったのが偏波面が同じという安心感。聞くのも飛ぶのも体感的に向上したと思える。いい買い物だった。

所見

本格的に秋のDXシーズンイン。サイクル25も3年目になり、SSN100越えが珍しくない。FT8もハイバンドが盛況。但し、主力の21Mは飽和状態で平均未満の設備ではいろいろ厳しい。28Mのほうが設備的に平均に近いおかげなのか楽しめると感じた。遊びで張った24Mのダイポールが意外とコスト・パフォーマンス高かった。24Mなんてコンディション良いときしか皆出ないだろうからちょうど良いタイミングだった。50Mも出られるようになったが、FT8は猛者バンドと化しており、DX'erの先生方のお邪魔になるような行為は慎まなければいけない雰囲気。来年のEsシーズンまでお預けか。次回はCQ-WW-DX CWに別宅から参加予定。

記録

New
T33
Band New
10m BY、9M6、KL7
12m W、BY、JA

*1:HFで簡単に交信できるのに、タワーにスタックにキロワットの猛者が束になって参戦してる戦場にしょぼいアンテナでわざわざ首突っ込む気にならない。

*2:Far Eastで143位