日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

お正月休みの運用日誌'23

今年は1月第1週丸々お休み。おかげでしぶんぎ座MSを試したり、北米専用アンテナで毎朝DX交信を楽しめた。

1/1(日) 1Q SSN:108

晦日深夜からMS受信テスト開始。
午後、クローゼー諸島FT8WWのパイルを聞きに20m CWをワッチ。12mのDPでは本尊は聞こえず、up3〜6でコールするJAやHLだけが聞こえた。
15時台に6m FMでローカルとあけおめラグチュー50分間。
夜はMS受信テスト。

1/2(月)

朝までMS受信。夜もMS受信。

1/3(火)

朝までMS受信。夜はMS送受信。

1/4(水) 4Q SSN:92

朝までMS送受信。MS詳細は3〜4日のエントリー参照
11時台に12m FT8、昨年11月6日以来の運用。新年初QSOはLU。続けてFK、VK、HLとレポート交換できた。

12mのダイポールは8の字指向性がEU-OCに向くよう張ってあるのに、意図せぬ方角へ飛んでる。地上高が低過ぎてロケーションの影響を受けやすいのだろうか。*1

1/5(木) 9Q SSN:110

8:20シャック入り。今日から50WにQRO。15m FT8でWを呼び回り。FT8でもZone 5をWKD。WAS NewはGA州、KY州、NM州。

大陸北東部の深いところまでは届いていない。また、XE、V3、CM、HK、HCもマイナス1桁dBで見えていたが、何回呼んでもCQ連発で諦めた。
その他 15mでBY、VK、PY、10m FT8でZL、12m FT8でJA

1/6(金) 10Q SSN:133

7:55シャック入り。15m FT8でWを呼び回り。CQ出していないのにW2から呼ばれる珍事があったがQSO成立には至らなかった。昨日より深いところまで届いていたが体感的にはやや低調に思えた。W以外ではVE6、XE、CM、KP4がマイナス14〜3dB位で見えていた。

WAS NewはNM州とKY州。

1/7(土) 12Q SSN:131

7:30シャック入り。
0730-0830 15m FT8 W呼び回り 5Q
0830-0900 15m FT8 CQ NA 5Q
昨日出来なかったW2とQSO成立。W1のVT州やNH州やMA州にも届いてはいた。カナダも初めて見るVE4、VE3が見えてた。
W,VE以外ではXE、CM、YVが割と強かった。

WAS NewはNY州とIA州。
午後、12mと10mでBYを1Qずつ。デリンジャー現象がやや活発な所為か、近隣DXしか見えないし、VKやYBもマイナス15dB以下と弱い。

1/8(日) 18Q SSN:138

6:30シャック入り。今日からWSJT-X v2.6.0を使用。いきなりCQ NAを出したが辛うじてW6に届いてる程度で中断、夜明け(日の出7:05)を待って、7時再開。
0700-0730 15m FT8 CQ NA 4Q
0755-0800 15m FT8 W呼び回り 2Q
0800-0840 15m FT8 CQ NA 8Q
0840-0900 15m FT8 W呼び回り 1Q
WAS NewはMD州、OH州、WI州、AL州。これで別宅コールは計24州WKD
W以外では8:49にV31から応答あったが不成立。今まで飛んだことのないZone 7から初めての応答はマイナス24dB(゚ー゚;
本日の北米大陸最深受信はVE9ニューブランズウィック

この調子でコンディション上がっていけばいつかZone 2も聞こえるんじゃないか?

0930-1000 12m FT8 JA以外はQSO済みの局しか居なかった。まぁ季節的にはオフシーズンだし。
1120-1140 10m FT8 KH6 1Q、VK 2Q

1/9(月) 12Q SSN:146

7:20シャック入り。
0720-0810 15m FT8 W呼び回り 6Q(内DU 1Q)
0815-0845 15m FT8 CQ NA 4Q
0845-0900 15m FT8 W呼び回り 2Q
呼び回りの方が出来た。CQは8:25頃から裏や直に1エリアや4エリアの局が入り始めて効率ダウン。
W以外はVEを呼んだらよく見たら「/DU7」が付いてた1Q。マイナス1桁dB台のYVとXEを呼んだが相変わらずなしのつぶて。
WAS NewはFL州、MI州、MA州。Zone 5が5Qの大収穫(当局にとっては)。

OH州(EM79)とKY州(EM77)が同時に呼んできたとき、CQ:Max Distにしていたのに近いほうのOH州に自動応答。このパラメータDistanceじゃないの?

恐らく4桁GLから距離を算出していると思われる。そのためいきなりリポート付きで呼んでくる局には対応出来ずコール1st.が適用されると推測。

評価

6日間で65Q、14En。昨年実績の過半数に達した。50WにQROしたが、25Wと大差ない。応答率が気持ち上がった程度だが、微妙な差も積み重なれば目に見える数字になるのを立証。けれども、飛ばない所へは相変わらず飛ばない*2。むしろ出来ないと判り切っているので固執せずWASのニュー探しに専念できた。W1〜4と8〜0は優先的に呼ぶ。W5もOK州、AR州、MS州狙いで呼ぶが大抵TX州。W7はWY州だけとなったがCWでも聞いたことが無い。WはJAの様にエリアナンバーが異なる引越し先でコールサインが変わらないので、エリアナンバーを過信しない。必ずQRZ.コムでQTHを確認する。合衆国23州とQSO、うちニューが15州、計27州WKD。FT8だけで半分を超えた。今回WASという困難だが不可能ではない目標*3が出来たのが最大の成果と言える。

*1:ダイポールアンテナが8字指向性を発揮する条件は周囲に何もなくλ/2以上の高さで水平にピンと張った時なので、地を這うような高さで建物の至近に張った逆Vが理想的な指向性パターンを描かないのは至極当然のこと。

*2:Zone 6〜10。アンテナ向いてるZone 8〜9に届かないのはWの壁が厚過ぎるからか?

*3:見たことも聞いたこともないZoneが幾つもあるWAZや、見たり聞いたりしたのも含めても100に届かないDXCCは現設備では不可能と断言できるが、WASは全州が受信可能範囲に入ってる点で不可能ではない。