日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

JA9コンテストVU2017に参加

5:00起床。移動場所は昨年と同じく、医王山国土原休憩所横(富山県南砺市)、標高806m。6:30到着。ひとつ下の尾根の三千坊展望台も覗いてみたが、昨年運用しておられたクラブ局は居ず、そこで運用しようか一瞬迷ったが激戦区石川県に敢えて飛び込むこともないなと思い直した。
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7:20運用開始。50.250MHzから上へスキャン。電信1局しか出ていない。しかも、エリア外からの乗り込み局。第1回呼び回りが1Qで終わってしまったので早々にCQ JA9 TEST。いきなり昨年の28県マルチバンド1位局から呼ばれた。

今回はCQ用にメモリキーヤーを用意した。
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送信スピードは60字位。

7時台は呼び回り中心。ひと段落ついたところで1200Mの八木をセッティング。
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何も聞こえない。矢張りキレすぎか?

SSBまで上るとコンテスターのローカルが参加していたので呼んで25年ぶり位で交信。いや、1のコールでは初めてか。コンテスト中にラグチューすること10分。8エリアがぽつぽつと呼んでくると聞いて、スイスクワッドを北東へ向けて再びCQ TEST。その甲斐あって8エリア3マルチ獲得。7エリアからも呼ばれたのは驚いた。近距離Eスポだろうか。これだから6mはおもしろい。9時台後半から10時台前半までが最もアクティビティが高かった。その後はコンディションが落ちてしまい、ビームを南へ振ってSSBでCQコンテストを出すも空振りが続く。11:55CL

終了後にローカルと意見交換25分。ちょうどガスがかかってきたので撤収。夏の移動三連戦終了。交信していただいた皆様ありがとうございました。

次は全市全郡の予定。

生スコア
50M 61Pts × 17マルチ
1200M 1Pts × 1マルチ
合計 62Pts × 18マルチ = 1116点

電信 20Q(うちCQ出して14Q)
電話 2Q(SSB 1Q、FM 1Q)

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2017.8.15追記

シングルバンド50Mで電子ログ提出。JARLコンテスト 電子ログサマリー作成ページ v2.60使用。

スコア分析・FD2017

QSOレートグラフをExcelで作ってみた。
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マルチプライヤー獲得表
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改めてログを見直していて見覚えのあるコールサインがあった。遡ると6Dと昨年のFDでも交信していた。3回交信しているのは1局だけ。わたしの乗ってる自動車メーカー工場のクラブ局。各コンテストとも数時間しかQRVしていないQRP局と3回QSOするなど奇跡的確率。また、2回は7局あった。複数回交信はクラブ局がほとんどで個人局は1局しかなかった。

電信を運用してみて雑感・FD編

受信

呼び回りは何の躊躇もなくできるようになった。コールサイン書き取って重複していなければ即コール。けれども、数字で始まるコールサインだけは不安で二度聞きしてしまう。

20Q超える辺りから重複チェックに時間がかかるようになってきた。前のページも見ないといけないから。そろそろ本気でリアルタイムロギングを検討しなければ。

紙に書き取らないとデコードできない。紙なりキーボードにアウトプットするのと脳内でイメージアップするのは別の技能のような気がする。どんな練習をすればいいのか。

数字の略号をマルチプライヤーに使われると訳が解らなくなりかける。5NNはテンプレートなので例外として、数字だと思ってるところにアルファベットが来るのは不意打ち。例:59910M → 5NNAOM

CWフィルターは信号が浮かび上がってきてとても聞きやすい。強い局同士がかぶっていても少しずらせばもう一方の音成分が消えるので目的の局を分解して聞ける(どう表現していいか分からないが)。

終わってから数時間、CWの幻聴が聞こえたり、脳が物音を自動的にデコードしてしまったりした。本番でたっぷり聞いたのでCW練習はさぼった。

送信

50字で送信していた6&Dでは同じスピードの局は皆無だった。FDは60字にスピードアップしたところ、クラブ局で1局お仲間を発見。

6&Dは卓上が狭かったため小型パドルで打っていた。FDはリグ、パドル、ログの置き場を分けて専用スペースが出来たためVibroplex Blue Code Warrior Jr.を使用。安定しておりカチカチと小刻みに打てる。良い。

CQ出して呼ばれるとコールサイン書きとった手でパドルを操作しなくてはならないから、焦って送信ミスしてしまう。左手打ちの有用性が理解できた。しかし、助手席に座って運転席にあるリグとパドルを操作する場合は逆に都合が悪い。無線のために左ハンドル車に乗り換えるのは本末転倒。

その他

帰路は小沼の横の道(県道16号)を下りた。道路脇の空き地やヘアピンカーブの外側の広いところで撤収中の同業者を3局見掛けた。当局の運用地点でさえ北側はほぼ絶望的なのに、そこより更に低い場所は1エリアと静岡の山岳移動局ぐらいしか出来ないんじゃないかと思った。それとも山体リフレクターの恩恵に与れたりするのだろうか。

終わってからFDの規約読んだんだが、固定局同士の交信がポイントになるってそんなルールだったっけ?若者時代含め移動でしか参加したことないから気にしてなかったな。

第60回フィールドデーコンテストに参加

03:30起床。移動場所は昨年と同じく赤城山小沼駐車場(群馬県前橋市)、標高1490m。06:20到着。低車高ガラス真っ黒の車が数台いたが気にせずアンテナ設営。

ショートバーを動かして2、3回計測してみた結果、50.250MHz/SWR1.25で妥協
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07:20運用開始。CWフィルター有効。スイスクワッドを真南に向けて下から呼び回り。2局交信したところで、車外からお声掛けがあった。これから長七郎山に登られて430M電話に出られるというOM殿。後でDJ-G7で呼ぼうとこの時は思ってました。その後、順調にQSO数を伸ばしていき、13局目に昨年取れなかった千葉県をゲット。しかし、この時点で自分が出てる群馬県が未交信。09:25外部電源終了、早っ。DCケーブル引っこ抜いて内蔵電池に切り替え。うちの817はサードパーティー製のリチウムイオンバッテリに交換してある。9時半すぎに「6mですか?」とまたもやお声掛け。そうだと答えると「じゃあ、あっちでやります。」あっちが何処なのか分らないが。24局目に群馬県、25局目に神奈川県と交信して関東のマルチぜんぶ取った。うれしい。

ハンドルテーブルにリグを乗せて助手席から操作。送信速度は60字。利き手で自然に操作できるので楽ちん。ログは膝の上。
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パドルはVibroplex Blue Code Warrior Jr.(デヴュー戦)

残り1時間を切ったところで初めてCQ TESTを送出。メモリキーヤーなど無い、手打ち。6回目ぐらいで応答があった。緊張の一瞬。あ、取れる取れるぞ。良かったコピーできた。けれども、2局目はトップレターをミスコピー。再送を了解した場合は何を打つんだっけ?手が止まる。ええい、「サフィックス OK?」これでどうや。なんとか通じたようだ。3局交信したあと7分位CQ TESTを連発したが手が疲れてきたので再び呼び回りに移行。もう電話は出なくてもいいや。マイク繋がってないし。11:59 ラストQSO。残り10秒でのTU E Eのやり取りが名残惜しさとか労いとか達成感とかいろいろ感じるE Eに聞こえた。楽しかった。

生スコア 39QSO×11マルチ×2=858点
Eスポ出なかったので昨年よりマルチ少なかった。1、2、7エリアと交信。最遠は岐阜県
19:58 C50で電子ログ提出

再開以来やっと100交信を超えた。うち電信は56、今日の分で電話より多くなった。

交信していただいた皆様ありがとうございました。

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