日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

PCのバッテリー交換

2018年に購入した無線専用PC、DELL Insprion 5370のバッテリーが膨張して、トラックパッドを押し上げてる状態

精神衛生上よくないのでバッテリーを交換することにした。

調べると、DELL純正は11K円位。サードパーティー製の互換品が6K円を切る位。迷わず後者にした。8年前の製品でメーカー保証も切れてるし。

底面パネルを留めている10本のネジを外すとバッテリーにアクセス出来る。

更に4本のネジを外して、マザーボード接続ケーブルを外して、バッテリーを取り外す。

新品と比較すると明らかに膨らんでいる。

これでまた8年使えるな!

DXセンチュリークラブ会員証が届いたよ、わぁいわい。

8月17日に配達されたようだが、あいにく不在で受け取れず、本日あらためて受領した。

そして、いざ開封してみて最初に驚いたのが、その紙質。

薄い。とにかく薄い。

下手をするとPPC用紙より薄いんじゃないかと思うほどのペラペラ感である。14000円を超える申請料を払って手にする「証明書」としては、あまりにも軽い。手に取った瞬間のありがたみが、紙の重量に比例するわけではないとはいえ、もう少しこう……「DXCCを達成したぞ!」という重厚感があってもよかったのではないか。

とはいえ、大事なのは紙ではなく、そこに記された内容だ。

これはCWのみ、50W以下に、ほぼダイポールという設備で積み上げてきたDXCC 100の証。紙が薄くても、100カントリーの証は薄くならない。そう自分に言い聞かせながら、無理やり納得した。

とりあえず額を買おう。

2026 KCJコンテストに参加

KCJコンテストは、全国CW同好会、すなわち Keyman's Club of Japanが主催する日本VS世界のDXコンテストでJA同士も有効。毎年8月第3土曜日の午後9時から24時間にわたって競われる。モードはCWのみで、ナンバーはJA局が都府県支庁の略号2文字、DX局はCQ Zoneを送る。このコンテストの最大の特徴は、ログを提出しないと、その交信相手の得点が無効になること。自分だけ得をするのではなく、相手のスコアにも影響するという、ユニークなルールである。当局は今回が初参加。ただし、別宅コールを使用。

開始直後にワッチしてみたものの、ヨーロッパのコンテストステーションが弱々しく聞こえる程度。いちおうフルコール確認できた2局を呼んでみたが、返ってきたのはトトツーツートトからのSRIが1回きり。まあ、夏枯れシーズンだし、アンテナのビームも北米固定。これは仕方がない。

そして今朝。聞こえたのはカリフォルニアのコンテスター1局だけ。ちょっと時間的に遅かったかなぁ、と思いつつ、しばらくワッチを続ける。ところが、ここからが本当の問題だった。2~3分おきに物理的な邪魔が入る。離席するたびに10分、長いと1時間もシャックを離れざるを得ず、まったくログが進まない。コンテストというものは、無線機の前に座っていられるという、当たり前の条件が満たされないと成立しない遊びである。邪魔をしに来る人はその辺が全く解っていない。尤も説明して来ないようお願いしたところですぐ忘れてしまう。だから、2〜3分おきなのだ。

さらに午前10時を過ぎると、今度はシャックの気温が上昇開始。扇風機を回してみるものの、これはもう冷却というより、暑い空気をかき混ぜているだけ。

そして正午すぎ、耐えられる気温ではなくなったので、いったん退散。午後は結局まったく戻れず、次にワッチできたのは午後7時を回ってからだった。その頃には、爆速で打ってるBY局と、8Bだか何だかで始まる聞き慣れないコールサインの局*1が「CQ DX」を出しているくらい。そして、ちょうど大河ドラマの放送時間も近づいてきた。はい、終了。

結果は DX 1Q、JA 8Q

JAは8エリアが中心だったが、4・6・7エリアとも交信できた。JA局を呼ぶときはいちおう5Wまで落としてみたが、いずれもほぼ一発でコールバックがあった。やはり国内CWなら5Wでも十分楽しめる。一方、DXは50W。リグは100W機のTS-590SGだが、CWは50Wで運用すると決めている。この自己ルールは当分変えるつもりはない。

今回は、コンテストそのものを楽しむ以前に、物理的な邪魔と室温という二つの敵に完敗した格好になった。邪魔が入らず、シャックにちゃんと空調があれば、KCJコンテストはかなり楽しめそうだ。日本対世界という構図も面白いし、CWだけで24時間というのも、シンプルでよい。

ただし現状、邪魔は入る。空調はない。
……ということで、どっちも無理。

常に足跡残しなんで、参加することに意義がある。

21:30 C21でログ提出

*1:YBの記念局らしい。

会員証、ついに本邦上陸

DXCC会員証がアメリカを旅立ってから一週間。ようやく本邦へ到着した。

長旅ご苦労さま、と言いたいところだが、ここからが日本の関門。現在は通関手続きのため、11県で足止め中である。

国際郵便の追跡を見ると、成田に到着した郵便物が川崎へ送られている模様。国際郵便は成田空港でそのまま通関するわけではなく、川崎東郵便局へ運ばれて通関手続きが行われるのだ。なるほど、そういう仕組みだったのか。

そして今回もうひとつ驚いたのが、アメリカ連邦郵政公社(USPS)のトラッキング番号を、日本郵便のアプリでそのまま追跡できること。

CT州からアメリカを出発するまではUSPS、日本に入った途端にJPがバトンを受け取って、同じ番号でそのまま追跡できる。国際郵便の追跡システム、思っていた以上にちゃんと繋がっている。やるじゃん、JP。

とはいえ、明日から別宅へ行くため、受け取りは再来週までお預けプレイ。

別宅コール カムバック5周年

始めたのが2021年8月13日なので、ちょうど5年経った。成果は、668交信(1年前627)。別宅に居るときかつ限られた時間しか運用しないので、なかなかログが進まない。この1年を振り返って、最大のトピックは、何といってもZD7セントヘレナと本物のロングパスでQSOできたことだろう。

ロングパスというと、単純に「ショートパスとは反対方向の、遠回りな大圏ルートを伝搬してくるもの」と考えていた。しかし実際に体験してみると、どうもそれだけでは説明がつかない。本質は、電離圏ダクトである。地表反射を何度も繰り返す通常の経路とは異なり、地表反射による損失が少ないため、条件によってはショートパスよりロングパスのほうが強力な信号で届くことがある。そして、ショートパスではどうしてもできなかったQSOが、ロングパスなら成立する――そんな不思議な状況が実際に起こる。理屈として理解するのと、実際に体験するのとでは大違い。「なるほど、そういうことか」と腑に落ちる。ただし、当然ながらいつでも発生するわけではない。時間、季節、太陽活動、伝搬状態など、いくつもの条件が絶妙に重なった結果のミラクルだったと思う。

一方、FT8を続けるモチベーションは急激に低下した。

1~5月はアンテナ倒壊の影響でほとんど運用できなかったことも遠因ではあるが、そもそもFT8は、真面目にやろうとすると目が回るほど忙しい。一見するとPC任せのラクなモードに見えるが、実際には一度に処理しなければならない情報が多く、意外なほど難しい。結局、比較的イージーなCQを出す運用に落ち着いた。最初のうちは、DX局から次々に呼ばれて「おお、パイルになった!」と大はしゃぎしていたのだが、サイクル25が下降局面に入ったいま、呼んでくるのはW西海岸やBYがほとんど。こちらが欲しいところと、向こうから呼んでくるところが、必ずしも一致しない。

しかもFT8界隈は仕様変更が頻繁で、積極的に知識をアップデートし続けないと、あっという間に浦島太郎になる。そこへWSJT-X 3.0.0が登場。JTDXユーザーも一斉に乗り換えた……ような気がする。これまで感じていたimproved版の優位性も、少なくとも自分の中では薄れてしまった。この時点でモチベーションは一気に下降した。また、FT8はライバルが多すぎる。限られた時間の中で成果を出そうとすると、どうしてもパワーやアンテナの勝負になりやすい。当局のような弱小局では、なかなか順番が回ってこない。そこへ知識の更新や運用環境の整備まで加わると、投入するリソースと得られる成果のバランスがだんだん合わなくなってくる。そして、疲れた。これがFT8から距離を置くことになった、一番大きな理由だと思う。

というわけで、これからは再びCWをメインに運用していきたい。

1のコールでは、CWだけでDXCCを達成することができた。平均以下の設備でも、時間をかけて耳を鍛え、運用技術と経験で何とかなることは実証済みである。ならば、別宅コールでもできるはず。FT8全盛の時代だからこそ、あえてCWでどこまで行けるのか。別宅コールの6年目は、そんな方向で遊んでみようと思う。