日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

IOTA Contest 2019結果発表

開催から2ヶ月弱のスピーディーな仕事。
RSGB Contest Results IOTA Contest 2019

シングルオペレーターセクションで1988局中1820位だった。
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絞れるフィルターをすべて有効にした場合
ノンエクスペディション、CW、ノンアシステッド、12時間、QRP
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世界8位、JA 3位*1

QSOして頂いた皆様ありがとうございました。

*1:JA 2位の局は10W出してるから当局が実質2位では?

電源回り作成

計画より1週間遅れで電源回り完成。

リグと昇圧器のレイアウトはそれぞれ画像のとおりで仮置き。

バッテリーからのDCケーブルはレイアウト変更を考慮し約1mの冗長性を持たせてAPP(アンダーソンパワーポール)を圧着。リグへのDCケーブルもカットせず使用。

昇圧器はMFJ-4416C

2年程前に購入して寝かせておいた。9〜11Vを13.8Vに上げられる。四角い端子の規格が長らく判らなかったが、APP(アンダーソンパワーポール)であることが判ったのがつい最近。利用する目処がついたので発掘。

導通テスト

配線間違いは無かったようだ。

これでポータブル電源はパソコン専用にできる。

昇圧器の出力電圧はテスターで13.96V

心配なのは出力電圧より入力電圧だろう。バッテリー電圧をモニターする必要がある。しかしながら、エンジン停止でも50Wで1時間位は運用できると訊いたので、QRP送信なら10時間位は平気かもしれない。

ケーブル等の容量*1

リグ側はMax 25Aの容量があるので、将来的に八重洲以外のリグを使うことになってもOK

秋のDXシーズンに間に合ってよかった。デヴュー戦はScandinavian Activity Contest CWを予定(明日!)。

いまある問題

同軸ケーブルが3D-2Vしかないため、50W送信できない。→解決*2
・ハンドルテーブルがFT-891Mの重量(1.9kg)で傾き、メインテーブルにも影響する。手前側が想定より低くなり、補助脚が用を無さなくなる。左側にパソコンを乗せれば安定するが、今度は脚がたわむ。根本的解決にはリグの置き場所を変えるかメインテーブルを作り直すしかない。
コンテナケースにリグと昇圧器を一緒に入れられない。コンテナケースを買い増しするか?→解決*3

*1:表中MFJ-4426Cとあるのは正しくは4416C。

*2:3D-2Vの耐電力は50MHzで380W。10mで損失0.99dB

*3:安定化電源が不要になったため、空きスペースが出来た。

IOTA Contest Adjudication reports

裁定結果
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当局のログはエラー無し。
逆UBNの結果、当局の送ったシリアルナンバーを相手局がミスコピー。ナンバー長い敷居の高いIOTAコンテストで残り6時間切ってQSOした局がまさか004とかあり得ないよねーとか思ったのだろうか。コンテストの平均エラー率4.24%

UBN file閲覧のパスコードを請求したら送られてきたが、ユーザー名が判らず入れなかった。コールサインやメールアドレスでないなら何?

バッ直ケーブル作成

50W運用するためのバッテリー直結ケーブルを作った。
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3.5スケアの平形ケーブルをバッテリーの端子に直結。プラス側にヒューズホルダ接続。脱着部はアンダーソンパワーポール30Aで処理。
運用時は半開きのボンネットからケーブルを一旦外に出して、窓から引き込む。
こういうことである。
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エンジンルームから直接引き込みたかったのだが、最近の密閉性が高い車は素人作業じゃ無理ね。モービルとかはしないのでこれで十分。

アンダーソンパワーポールの端子を挿入する向き
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失敗したくないので専用工具も購入。(右下)
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アンテナファーム見学

夏休みをフル活用して4エリア4局と3エリア1局のアンテナファームを見てきた。バイクで。

岡山県勝田郡勝央町
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周囲より30m程小高い場所にタワー7〜8本のビッグガン。Googleストリートビューにも写ってる。7M以上は複数上がっていてコンテストもDXハンティングにも考えられた構成。地勢的にEU、NAは飛びそうだけどOCはどうかな?このクラスになったら大した問題ではないと思うが。アポなしなのでアイボールなし。*1

島根県松江市
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標高120m位の山の頂上付近にタワー4本のビッグガン。国道からもよく見える。各バンド1本ずつと控え目な構成なので、DXハンティング目的と推測。いちばん上の50MHz 13エレパラレルは直下にリモートシャックがあると某Web記事で読んだ。メインシャックは麓の民家で、そちらにもパンザマストが建っていた。アポなしなのでアイボールなし。

広島県安芸高田市
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有名なので説明するまでもない。実際この目で見ると、平衡感覚が狂うくらいの衝撃を受けた。
1.9Mフルサイズ3エレ
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これだけ見せられたら、Wのビッグガンと信じて疑わないだろう。すべてが常識外れの規格外。

3.5Mフルサイズ5エレ(ブームは1.9MのRDPを兼ねる)
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上に載ってる21Mと28Mと思われる八木がV/UHFのアンテナに見える。スケール感がおかしい。

広島県福山市
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当局の貧弱設備でも何回かシグナルを受信しているアジア代表クラスのコンテスターO氏とアイボールした。標高480m位の尾根状の場所で周囲に障壁となる地形が存在しない。40mHタワーを筆頭に自立タワー4本。モノバンダー、トライバンダーを駆使して複数アンテナで全バンド全方位カバー。ロケ、地上高、ゲインの必須三要素を高次元で満たし、耳と飛びのバランスに優れていることは壁一面の盾を見れば火を見るより明らか。リグはTS-590、TS-690、IC-7300とごくふつう。無線はリグよりアンテナ重視の持論が裏付けられた。令和最初の訪問者としてゲストブックにコールサイン書いた。ちなみに最後の2kmはオンロードバイクが走れる道じゃなかった(行ったけど)。次回は車かオフロードバイクで行きたい。

奈良県山辺山添村
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標高300m位の山の頂上付近の茶畑にタワーとパンザマストが10本程。14と21は複数上がっていたが、ローバンドのビッグアンテナは無かった。最大で7Mの4エレ スタック。コンテストステーションとのことだが、当局は聞いたことがない。アポなし。ストリートビューにはわずかに写ってる。

*1:無論、コールサインは存じあげております。以下同文