日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

アマチュア受信練習家

この時期、仕事が非常に忙しく、平日は5時間程寝るためだけに帰ってるような生活。それでも今週は受信練習を欠かさなかった。疲労困ぱいでの試技は成績最低。毎日続けてりゃいつか堰を切ったように取れる日が来る、きっと。

疲れ切って何処へも出掛ける気がしないので日がな受信練習に勤しんだ。がむしゃらにやっても成果は上がらない。家事とか読書の合間にLCWO

受信練習

・英語平文 キーボード入力
 文字8語/実効8語でやっと何回でも100%出るようになった。試技30回近くやった。アポストロフィーは流石に覚えた。もういいでしょということで、文字9語/実効9語に上げて3回試技。
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コールサイン聞き取り キーボード入力
 正解すると次は1語速くなり、ミスだと1語遅くなる。スタート時は20語。18語以上は良くてプリフィックスまでしか取れない。15〜17語はぜんぶ取れたと思っても誤字脱字連発。デッドラインは13〜14語。しかし、調子悪いと11語でもミスする。取れないときは連続してミスるし、取れるときは連続して取れていつの間にか18語を取ってる。波がある。

・符号グループ文字 書き取り
 3週間前のブロークンマインドの直前まで混合20語/11語をやっていたので、数字抜きは簡単な筈なのに、20語/5語でなぜか80%台しか出ない。最近ラクなメニューばかりなうえに平日の練習時間も不足しているからしょうがない。けれども、トトツートって何だっけ?などと1字に囚われて続く2〜3字を落とすことが少なくなったように思える。

・符号グループ混合 書き取り
 恐怖心より好奇心が上回ったため、3週間ぶりに符号グループ混合をやってみた。3回やって最高87.5%。数字があってもなくても結果は変わらないということは、難易度を上げているのは数字ではなく文字速度だけということか。練習メニューを多様化することで柔軟に対応していきたい。

YouTubeで電信の動画を探して書き取り
 10歳の少女が縦振り2種類、パドル1種類で送信試技を行う動画はカナダのコールサインだった。英語圏の人でもCQの終わりに「PSE K」って打つのか。

送信練習

・符号グループ混合で書き取った文字列をエレキーで空打ち
 原稿見ながらだと12語までは破たんすることなく打てる。脳内メモリー打ちはスペースの間隔が滅茶苦茶になる。基本利き手(右)打ちだが、左手でもドットを親指にすればぜんぜん出来ないこともない。両手で練習するのも良いか。

局免4枚目

2016.6.21 開局
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2016.8.9 10/14MHz帯追加
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2016.11.15 テジタルモード追加
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周波数、電波型式、電力欄は変更なし。

2017.1.19 3.5/7/14/18/21/24MHz帯にA2A(可聴トーンCW)、A2B(デジタルモード)追加
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かなり怪しくなってきた。(゚ー゚)

今後の予定

1.9MHz帯を3MAに変更
1200MHz帯を1Wで下ろす。
5600MHz帯を下ろす。

カムバックHAMの分からない用語

2015年11月頃に再び無線への興味がわいてきた以降、意味が解らなかった用語を列挙。ひとこと解説付き。

135kHz帯 新しいバンド。敷居が高い。
472kHz帯 新しいバンド。非常に敷居が高い。
599BK方式 電信の交信スタイルの種類。
7MHz帯拡張 7.1〜7.2MHzがアマチュアに開放された。
ATU 固定機にはもれなく全自動アンテナチューナーが内蔵されている。*1
CLUBLOG 交信記録のデータベース。世界規模。
D-STAR レピーター局がインターネットに繋がっており、世界中とFMハンディ1台で交信できる仕組み。*2
eQSL 紙カードを発行しなくてもよいシステム。世界規模。但し、DXCCには無効。
JT65 ローゲインアンテナにQRPで地球の裏側まで軽く届く夢のモード。
LoTW 交信を電子証明するシステム。DXCCにも有効。
MMANA アンテナ設計フリーソフトウェアWindows専用。
RC FPV 5.6GHz帯のATVを利用してラジコンを目視外操縦する遊び。
SDR ソフトウェアで受信するラジオ。
WIRES アマチュア無線を使ったインターネットアクセスポイント。*3
アンテナアナライザー 送信機不要で空中線の特性を瞬時に測る計測器。
スプリアス新規格 今までアマチュアは免除されてた不要電波発射強度基準が2022年12月1日から完全適用。*4
バンドスコープ バンド内のQRV情報が視覚的に分かる映像インターフェース。
バンドプラン法制化 連盟の指針だった時代はとうに終わっていて、今じゃモード間違えても法律違反で御用。
ライフメンバー 連盟終身会員。「終身」は会員資格だけで、有料会員と同じサーヴィスを受けるために年会費が必要。
リアルタイムロギング 紙ログを付けないでパソコンに入力するログ。
ルーフィングフィルター 通過帯域を自在に変えられる電子式フィルター。
釣り竿DL グラスファイバー製釣り竿を2本用いたデルタループアンテナ。内部に導線を通す。
鳥取島根経由 連盟のビューロー機能がアウトソーシングで島根に所在する会社へ移転した。
三浦 総務省の電波監視所。
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*1:日本人の生活スタイルの変化等によりアパマンHAM人口が相対的に増え物理的に同調してないアンテナを使う率がUP、最大出力が倍化、終段モジュール化等の要因により終段保護の観点からATU内蔵が普及したと読んでいる。

*2:個人的にはID-51 Plus IIで追加された機能は最早アマチュア無線ではないと思う。

*3:インターネットの二次利用は禁止してるプロバイダがほとんどと思うが、やってる人は専用線でも引いてるのかしら。

*4:再免許については、保証認定機関により見解の齟齬があり、どっちを信じていいか分からない状況。T*Sは旧規格での免許状の再免許は無条件でOKとの見解。J**Dは旧規格の送信機が1台でも含まれる免許状は例外なく再免許不可になる筈なので、新規格に適合している旨の証明書を追加提出しなければならない見解。2017年12月1日以降の免許状に「旧規格の送信機は2022年11月30日までしか使えませんよ。」という但し書きが追記されるんじゃないか。とすれば、どっちの見解も筋が通る。いずれにしろ2017年11月末までに全ての送信機をスプリアス新規格適合機種にする又は証明書提出しとけば悩むこともない。

CQ ham radio 2017年2月号

CQ誌は毎月買うと決めてるわけじゃないが、2016年7月号を20数年ぶりに買って以降12月号以外は全号購読している。全部読まないのに970円もする本を毎月買うなんておとましい。と思いつつ、特集が受信ノイズ対策だったのでつい買ってしまった。帰省したときに聞いたハムバンドはノイズが少なくて驚いた。矢張り田舎は違う。周り田んぼと山しかないし。都会はフロアノイズのレヴェルが半端ない。尤も固定から出ないのであまり関係ないのだけど。

別冊付録は、ビギナー&カムバックハムのお助けマニュアル。これに載っている内容に助けられなかったらビギナーの一種としてのカムバックHAMは卒業したと判断する材料となる。

JARDのHAMtteのお悩み例2に、Macで電子申請できるか?の質問に対して、「できないからWindows機を用意しなさい」の回答に異論。MacでもFireFoxブラウザで可能。確かに公式に謳われている動作環境ではないが、役所にMacなんてあるわけないしCQ誌の編集部にも無いだろうから検証できない=Macの存在を無視するしかなくなる。お悩み例8の「無線機増設で免許状の変更が無い場合無線局免許証票の発行のみ」自分もそう思ってたが、許可の日付が変わるだけでも免許状が発行される。P12の左下のイラスト、この打ち上げ角ではせいぜい国内が関の山。「世界中と交信できる」は誇大広告。内容的にはほぼ通った道だった。卒業。