日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

近況。

6&D以降、目立った活動はしていない。休日はほとんどチャリ漕ぎで終わってる。

CW練習

実効7語に上げてから初めて文字グループ混合で満点を記録。2ヶ月以上かかった。
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こんなペースでは実効20語をスラスラ取れる日は生きてるうちに訪れるのだろうか。

FD準備

山岳移動するつもりだったが足腰の調子があまりよろしくないので車移動に変更することにした。アンテナ自作を急がなくてよくなった。自作がストレスになってたことに気付いた。兎に角、手元にピントが合わなくてはんだ付けとかの細かい作業は極力やりたくないのが本音。

新兵器

JA9 VU用に1200Mの16エレ八木アンテナを保護。コンテスト向きではない気がするが。
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昨年のリザルト見ると1局もログ提出していない穴場。しかし、仕事の都合で休めない可能性が高い。

2台目のSWRアナライザーを保護。MFJとかの舶来品に4〜5万払うくらいならもう一枚足して国産品でしょ。取説も日本語だし。

しかし、アンテナ自作もせんのに、計測器ばかり買ってアホちゃうかと思わないでもない。交信しないのにリグばかり欲しくなるし。

その他

先週秋月電子通商八潮店へ行ってきた。
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今の住所から最も近い電子パーツ店。秋葉原と違って店内が広くお客さんも少なくて好い。けれども、TXの高すぎる運賃には辟易。購入した部品代より電車賃のほうが遥かに高かった。

無線局免許を所持しているのにJARL准員になった変わり者

本格的にSWLを始めるため、別宅の住所でJARLの准員になった。送信のハードルが高すぎて未だに1局も交信できてない状況。恐らく、そこに住まない限り状況は改善しないと思われる。なので送信するのは諦めた。アマチュア受信局として再構築する。別宅の局免許はトランシーヴァーを合法的に所有するためだけの免許となる。

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ヘリコプターのコールサインみたいでカッコいい。

CW練習・1年

当初の目標だった1年が経ってしまった。6m & DOWNコンテストで実戦デヴューしてしまったことで、練習をさぼりがち。290日目、972分(16.2時間)、一日平均3.1分。累積2ヶ月半もさぼってる。

英語平文は速度14語/実効14語を継続中。90%以下無し、平均97.8%だが、満点率僅か38%のスコア。短い符号がパララッと来ると1個は抜けてしまう。怖いのは抜けてるのに気付かないこと。遅れ受信じゃなく、フィーリングでやってるのは明白。

符号グループは20語/7語。筆記していたのをキーボード入力に切り替えたところ、文字はほぼ100%のスコアがだせるようになった。

混合は平均正解率が約4%位向上
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頭の中でアルファベットに変換し文字としてアウトプットするプロセスが無くなった分、余計な雑念に惑わされることも減ったと分析。最終目標はリアルタイムロギングだから。しかし、ブラインドタッチの壁は厚い。CW受信練習以上にやる気が起きない。

数字は逆にミスコピーが増えた。
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3 4と7 8が鬼門。単独では6
もう半年以上そんなことばかり言ってる気がする。苦手な符号はいつまで経っても苦手。

1ヶ月ぶりのコールサイン聞き取り
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波があるのは相変わらず。取れるときはスラスラと解るのに、ダメなときはとことん間違える。

全体的には2ヶ月間ほとんど上達が見られない。停滞。プラトー。練習ではギリギリ14語を取っているが、実際は12語以上は一回でフルコピーする自信ない。送信はもっと遅く、10語でも余裕でミスる。スクイーズはON一択。スクイーズOFFにすると符号が滅茶苦茶になる。例えば、Rを送信しているつもりなのにENやETEになってたりする。

1年練習してみて、練習に対するストレスはかなり軽くなった。けれどもゼロではない。練習を始められなくてサボってしまう日が多々ある。電信は好きになってはいない。しかし、電信なんか大嫌い一生やるもんかと思っていたのが、何の因果か国内コンテストで呼び回りできるくらいにはなれたのだから、人間の脳は面白い。

CWフィルター取り付け

6&Dでは混信に悩まされたので、FDに備えてCWフィルターを追加。FT-817ND用は500HzのYF-122Cと300HzのYF-122CNがある。どっちが自分の運用スタイルに合ってるか判断材料に乏しいので、値段がちょっと安い300Hzを選択。

上蓋を開けた図
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何も付いてない素ノーマル状態

CWフィルター装着
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米国Rockwell Collins社のXF-115CN素子を使用。前身のCollins Radio Company社はW0CXXのコールサインを持つアーサー・コリンズ氏が設立した無線機器メーカー。航空機のアビオニクスを得意分野とし、アポロ月着陸船の無線機を製造したことで有名。電気信号を機械的振動に変換し、通過帯域をろ過するためメカニカルフィルターと呼ばれる。

無線機にフィルターを認識させる儀式。
F長押し→セレクトダイアルで38 OP FILTERを選択。
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デフォルトはOFFになってるのでメインダイアルを回してCWに合わせる。Fを押して設定完了

フィルターを使うときは、セレクトダイアルで「IPO ATT NAR」を選び、
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Cボタンを押せばフィルターが有効になる。

KX3のルーフィングフィルターを作動させたときみたいな、コーッという独特の音がスピーカーから流れた。成功。

スプリアス確認届の要否

カムバック後のいちばんの悩みがスプリアス問題。

JARDの確認保証認定Q&AのA5の3
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ふつうに読むと平成17年12月以降に免許を受けている機器はスプリアス確認届不要と取れるが、それが適用される機種は実質無し??なぜなら、平成29年11月末までは経過措置で免許されるから。ここで言ってる「旧スプリアス規格機器」が旧規格の技適機種のみを指すなら1の意味も通るが、常識で考えて新規格でない機種はすべて旧規格であろ。どうしてこんなどっちとも取れるような記述にしているのだろうか。意味が解らない。

表にまとめてみた。
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自宅も別宅も新規格の技適機種と平成17年12月以降の保証認定機しかないので、スプリアス確認届は不要だと思っているが自信なし。唯一確認する方法が総通に問い合わせるしかないってのがアナログすぎる。「旧スプリアス機は平成34年11月末までの使用期限云々」の注釈が入った局免許状が来たら考える。

万全を期すなら、新スプリアス規格機器以外はすべてスプリアス確認届しとけばいい。
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KX3はJARDの確認保証対象機器リストに未掲載なので今のところdは無い。aは舶来無線機のため期待していない。となると個人レヴェルで実測が必要なbかcしかない。先ず立ちはだかる壁は「何をどう計測すればよいのか?」そして、それが判明したところで今度は計測器が無いという二重ハードルがある。

スペクトラムアナライザーなんて安くても十数万円する測定器をこのためだけに用意するのは馬鹿げてる。けれども、平成29年11月末までに保証認定を受けて免許されれば、その後スプリアス確認届は不要となれば駆け込み需要が発生するのも道理。