日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

第40回全市全郡コンテスト結果発表

C21で全国6位(8)、C21Mで全国5位(7)、C21Pで全国3位(3)、移動局では全国1位だった。
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OCDX CWのついでに足跡残しただけなので、何の期待もしていなかったが、いつも出てるC50のリザルトを見ると・・・

なんだこの顔ぶれ!?
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HとPの常勝局がエントリーしておらず、1位は飯能市の山の上のコンテスター。いつものメンツは3局ぐらいか。

C50P関東1位のスコアがすごい。
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全国3位でも7Qだから、あの時間からでもまじめにやってC50Pでログ出してたら全国入賞できてたかもしれんなと思ったが後の祭り。

次回もがんばりません。(゚ー゚;

2020 ARRL Int. DX CW所感

最終日レポート

日本時間6:23再開。天候雨、気温7℃

下のほうはQSO済み局ばかりだったので10分で方針変更。上のほうで呼び回り。アンテナを14.025で調整したためSWRが高い。14.060付近で1.5を超える。精神衛生上よろしくないがATU無いので仕方ない。6局目にMNが返ってきた。ミネソタ?初だな。カナダを1Q挟み、MO、PAとニューマルチ獲得。モンタナはMTだし、MOってどこだ?西海岸は大体判るから、思い出せないってことは中部以東であろ。1時間経過した頃にW1の強いのを呼んだらRI、あーるあい?そんなところあったっけ?地図用意しとくんだった。FLを打ってるW4を発見。これは判るフロリダ。そんな南まで聞こえるんだ。だが、どんだけ呼んでもCQ連発で諦めた。軽快に599Kを打ってるDXが居る。あれ?相手もDXだ、コールはZF?カ、カ、カリブ〜!初めて聞いた。残り1時間を切った。何も考えないとCAやWAばかりになるので、ニューマルチを探す。作戦が功を奏してNV、MD、INを追加してフィニッシュ。

生スコア
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今日だけで31Q、9M獲得

マルチ内訳
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交信していただいた皆様ありがとうございました。
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所感

通算3回目の参加。わたしの中ではWWDXに次ぐ楽しみなDXコンテストである。固定ナンバーなので神経がすり減らない、相手が強くて耳も良い、アンテナ動かさなくてもいい、北米が聞こえる時間帯(概ね午前中)以外は他のことを出来る、WASのために州を獲得するヨロコビなど魅力が多い。フルコール確認した87局中73局とQSO成立した。QSO成立率はQRP時の40%から約84%に向上。QROの効果と言える。QSO不成立14局の理由別では何回呼んでもCQ連発11局、抑圧や混信で何打ってるか解らん3局。これで落としたマルチはNJ、MI、FL *1
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聞こえなかったところが帯状に列なっているのはスキップゾーンと推測できる。ANTの地上高を低くして打ち上げ角を変えれば中西部はできるかもしれない。東部はアンテナ高くするかバンドを変えないと厳しそう。

時間別QSO
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Zone 4の半分より東側は日本時間7〜8時に集中している。早過ぎても遅すぎても聞こえない。次回はこの時間帯は東側を狙い、いつでも出来るZone 3は後回しにしてもいいな。

ハイライト
・目標35QとCQ Zone 5とQSOを達成
・現設備でのWAS達成の可能性が見えた*2
・カリブを聞いた。

ローライト
・初日は仕事の所為で出られず仕舞い。
・二日目の朝パソコントラブルで20分ロス*3
タイプミス、コピーミスが散見された*4

その他の気付き
・月曜は未QSO局を探すためについRBNを見てしまい、Unlimitedで提出しなければならなくなった。*5
・CTESTWINの周波数リストが突然使えるようになった。今まで何をどうしても動かなかったのに。(Windowsアップデートの影響?)
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・Fixed StationでのQSO数がちょうど300になった。*6
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コンテスト終了5時間後にADIFをClublogにアップしたら9局、LoTWは19局が既にマッチしていた。流石Wは早い。

14:33J SOU LPでログ提出、1675番目ぐらいだった。
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*1:ニュージャージーが取れればW1〜0コンプだったのに。自分の中でW2はアメリカの四国と認定。まぁ北米100回以上交信してるのに四国と未QSOもなかなか偏っているが。

*2:WASはMixedで23 Wkd。まだ半分もいってないが、東海岸が割と簡単にQSOできると判ったので無理な話でもないなと。

*3:激遅い手打ちで参加するのは迷惑すぎるので、直らなかったら出てなかったかもしれない。

*4:TUを送るつもりがナンバー送ったり、C?が何のことか解らずナンバー再送したらCALL?と打たれて気付いたり。

*5:「RBNを見てるけど局探しには使ってないから」と前置きしてノンアシ部門にログ提出してるOMを見掛けたりして倫理的におかしいと思わないのだろうかと。当局の場合、どの部門に出そうが入賞確率0%なので関係ない。

*6:スラッシュを付けないコールサインでのQSO数であって、実際の運用は100%移動なので念のため。

2020 ARRL International DX Contest CWに参加

日本時間6:00、いつもの場所に到着。天候曇り、気温6℃

暗闇の中、20mのV-DPを上げて、ナンバーを050にセット。実効出力30W*1
ノートパソコンを開いて、時刻合わせのGPSを接続した途端カーソルが勝手に動き始めた。タッチパッドの不調かと思って、5分程かかって設定画面を出してオフにして再起動しても治らない。試しにGPSのUSBケーブルを抜いてみたらピタッと止まった。前回Dutch PACCの後にWindowsのアップデートをした所為だろう。ふと、2つあるUSBジャックのもうひとつのほうへ繋ぎ替えてみたところカーソル動かない。すばやく時刻合わせをして、CTESTWINを起動。ここまでで20分ロスした。

おかげで6時台は1Qのみ。だが、昨年より1時間以上早く始めた成果が出た。5局目に何回聞いてもNHとしか聞こえないナンバーを打ってる局と交信成立。ニューハンプシャー東海岸じゃないの?アメリカのエリアナンバーは当てにならないけれど、1エリアだからNHでもおかしくない。7局目に4エリアを呼んだらVAが返ってきた。バージニア?結構南のほうじゃなかったっけ。この後も昨年2局しか出来なかったCQ Zone 4が次々湧いてきて、呼んだらほとんど一発でコールバック。QRPとは全然違う、面白い。QROしたおかげもあるが、アンテナをV-DPにしたのも大きいと思う。8の字の指向性がある分エンドフェッズよりはビームパターンが鋭い筈。

08:30頃から雨がぽつぽつ降ってきた。下妻市の固定局がCQ出し始めると±5kHzが抑圧で使い物にならない。21局目にようやくカナダとナンバー交換。その次に過去何回呼んでも出来なかったニューメキシコの局を呼んだら一発で成立。9時台に入るとZone 3ばかりになってきた。10時台になるとCAとORとWAばかりになり、10:55以降アジア各局のCQ TESTの間に、QSOした局と何回呼んでもCQ連発される局しか聞こえない状況になった。これ以上粘っても成果が見込めないと判断し、11:14 CL。いちおう明朝再開予定。

本降りの雨の中撤収
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中間スコアは、42Q、126Pts、15M
目標はクリアーできた。

*1:5D-2Vのケーブル作ったので10Wだけ出力アップ。フルパワーはアース取るまでお預け。

2020 Dutch PACC Contestに参加

日本時間 14:10到着。気温5℃

世間ではCQ-WPX-RTTYを開催中だが、当局にとってデジタルは敷居が高すぎてストレス源にしかならないことを昨年一年かけて学んだので今年は端からやらない。今日はVERON*1主催のDXコンテストであるDutch PACC Contestに参加。JAの交信有効局はオランダだけ。PAなんて今まで聞いたことも無いが、2週間前のFも聞いたことなかったけどQSO出来たから今日も出来る筈。と、根拠の無い自信だけはある。20m CW一択。

14:40開店
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米アップル社製フルデュープレックスPCMトランシーヴァー付きソフトウェア・デファインド・デジタルスチルカメラの超広角レンズで撮影。

14.0245±2kHzに超絶ドパイルが聞こえる他は閑散としている。耳を澄まして念入りに本尊を探すと14.0230MHzにCallback 5NN TUを延々と繰り返している局を発見。たぶんこれだろう。10Qに1回ぐらいしかコールサイン打たないうえにRST318ぐらいで安定せず、Eで始まってCで終わるコールサインというのはなんとか解ったが、真ん中が何打ってるか何回聞いても解らん。昨年9月にアンテナを見に行った島根県松江市のビッグガンも呼んでおられた。あのロケとアンテナでパイル抜けないのだから余程のレアエンティティに違いない。*2

ぽかぽか陽気に誘われてついうとうと。

15:43 14.005MHzにLZのCQ DXを確認。JAから何局かが呼んでおられたがCQ連発。

16:30 RBNのSpotterをJAにしておいてもヒットしないので解除。UAの局がスポットしてる周波数を聴いたら蚊のなくようなPACQ TESTが聞こえた。コールサインもナンバーもフルコピーできるが弱すぎて呼ぶ気しない。

16:52 S9振るPAを見つけてコールすること8回目ぐらい、有意性のあるコールバック。AGNに3回リピート。トトト、トツート、トト。SRI打たれちゃった。もう少しコンディション良くならないかなぁ。

17:28 ガツンと強くないが安定した強さのCQ TESTをコールすると5回目、トップレターまでアンサーがあり2回リピート。フルコール返ってきたが最後にトトツーツートト付き。こちらからTU 5NNTT1 5NNTT1。たぶん成立した。やったあ、オランダと交信できた。ちなみに20W

その後、もう1局呼んでるうちにシグナルが弱くなってきたので止めた。

18:03 CL
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すごい、手持ちフラッシュ無しでこれは反則。コンデジが駆逐されるわけだ。

スコア

1Pts x 1M = 1
マルチはUT

ログ提出

SO 20m CW(HP)で、12:41zにWebフォームから提出。世界136番目、JA 2番目だった。規約には「参加記念品の全プレあるからポスタルアドレス書いてね(意訳)」とあったが、気付いたのは提出後だった。まいっか。

2020.2.11追記
Log Submission PageにShow Used Contest Softwearがあったので、DLしてExcelで集計
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N1MM Loggerの圧勝。世界標準ロギングソフトウェアと言える。ただし、JA標準はCTESTWINだった。他にはN1MMが2局、zlogが1局

次回の参加予定

来週はいよいよARRL Intenational DX。昨年は17Qだったので今年は2倍の目標35Q & Zone 5を目指す。5D-2Vのケーブル作らないと!

星まで写るとは・・・
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ベテルギウスが暗すぎる。

2020.3.28追記

Claimed ScoreはSINGLE-OP 20M HIGH CWでDX 71位(71)、JA 6位(6)だった。

*1:ネーデルランドのラジオ研究実験協会、アマチュア無線連盟に相当

*2:状況証拠的にPalestina E44CCと推定。