日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

ALL JA 所感

スコアとマルチ


2021年ベースC50で関西6〜7位ってとこだろう。



標高を考えると意外に飛んだ。

運用場所

一昨年のFDは此処から出ようとしていたが朝起きられずにやめた。京都のガチ勢は比叡山から出るだろうから、こんな低い山でお泊まりフルオペする局はいない筈という愚考で選定。また、週間天気予報で雨が降ると判っていたのもある。晴れていたらハイカーでごった返すから中止していたか、木津川の堤防でお茶濁し(足跡残し)だったろう。実は前日下見をした。拙局の無線以外のBlog↓
kagobon.hatenadiary.com

コンディション

3エリアで初めて運用したため比較するデータが無いのだけど、グランドウェーブが伸びたと思う。ロケーション的には開けている西側に対して、東側は高い山に遮られて絶望的。でも、三重県名古屋市内の固定局と出来たし、筑波山移動のLSEさんが微かに聞こえた。西側も足摺スカイラインで運用している某有名コンテスター*1QSO出来たし、6エリアの移動局も一瞬聞こえた。逆に飛びそうで飛ばなかったのが滋賀県。琵琶湖方面にアンテナ向けてもナンバー23を打つ局は聞こえずじまい。最近は伊吹山移動とかしないのだろうか。11時台に東ビームで8エリアが入感。バズ音もなくてスキャッターの類いかと思ったけれど確信は持てない。

送受信速度

RUNは手打ちで対応が厳しい20語固定。呼んでくるコールの一部しかコピーできないときは手打ちでAGNを打とうとして、Aが必ずRになってしまう罠。「?」もトトツーツートとかトトツーツートトトとかになったりして恥ずかしい限り。CTESTWINで途中までコピーしてピリオドを打てば「?」を送出してくれる設定があった筈だが、やり方を思い出せなかった*2。呼び回りは相手の速度に合わせて可変。最高26語、最低は15語。DXコンテストの爆速符合で鍛えたつもりなのに、朝はぜんぜんコピーできなかった。50Qぐらいからやっと慣れてきた。本番練習は迷惑だしストレス溜まるからやめようと思いつつ練習する気ナッシング。

電源

無線機は車の搭載バッテリーから昇圧器を経て13.8Vを供給。5ワットで10時間運用して昇圧器の入力電圧11.3Vまで下がった。QRPならエンジンストップで12時間は楽勝だろう。パソコンは内蔵バッテリーを使い切ったらポータブル電源で充電。ポータブル電源を使用すると若干ノイズが発生する。そのため、小休止するときだけにした。

ハイライト

・朝来て誰も居なかった。
・8エリアが呼んできた。
・RBNに捕捉された。

ローライト

・デコード能力がプアすぎてですね・・・
・平地の固定局が強すぎてですね・・・
・2回もSRI打った。*3

記録

QRP CWで1000交信に到達。
・メジャーコンテスト過去最多マルチ(ACAG除く)
・初交信 奈良県大阪府和歌山県岡山県徳島県高知県
・バンド初 広島県
・モード初 兵庫県

その他気付いたこと

・同じ姿勢で座りすぎて腰が痛くなった。
・昼食用に買ったロールパンが不味くて2個しか食べられなかった(まだ残っている)。
広島県福山市のBIG GUNコンテスターと交信できた。*4

次回の参加予定

WPX CW
国内は6D

*1:直線距離約350km、今回グランドウェーブ最遠

*2:CW設定で「$Q $C」をファンクションキーに登録してあったのに、何をするキーなのか完全に忘れてしまっていた。

*3:リグやソフトウェアの使い方をもっと勉強して不測の事態にも素早く対応できるようにならないと。

*4:200km以上離れているのにリアル599

第64回ALL JAコンテストに参加

3エリアに来て初めて国内コンテストに参加。ALL JAは2019年以来3年ぶり3回目。運用場所は京都府綴喜郡にある万灯呂山(まんどろやま)標高300m位の山頂付近の駐車場。

幸い、朝から雨が降っていたのでほとんど人が来なかった。

日本時間6時到着。先客なし。準備完了と同時に雨粒が落ちてきた。6:48スタート。聞こえる局を片っ端から呼び回り。デコード能力が著しく衰えていてコールサインを1回でコピーできない。でも呼ぶほうは確認できるまで聞けばいいだけ。1時間程呼び回って受信練習したのでそろそろいいかなとCQを出した。だが、まだ早かった。ほとんどの交信で1回以上聞き直した。へぼオペレーションすんません。8時台のRUNは20Qもできた。けれども、21局目に呼ばれたときすぐ上に強い局がいきなりCQを出し始めて、呼んできた局が溶けてしまった。何回か再送を要求したがプリフィックスしか取れなくて諦めてSRI打った。

10〜13時台は時折Es*1が出たりして8エリアもできて楽しめた。14時台はどうしようもなく眠くて気がついたら居眠りしていたりでログも進まず。それよりも今日最も頭を悩ましてくれたのは、その局が出てくるとバンド中どこに居てもコールサインを聞き取れてしまう超絶強い局が3局いらしたことだ。これで運用中断を余儀なくされたのが4、5回あった。それでも地道にポイントを積み重ねていたが、16時半すぎの交信を最後に30回連続CQ出しても呼ばれなくなり、未交信局が居ないのを確認して17:05にCL。交信数は奇しくも64だった。

2、3、4、5エリアがふつうに出来た。9、0エリアは常連1局のみ。6エリアも1回聞いた。最遠は北海道オホーツク。GWではたぶん高知県。1エリアはLSEさんを2回聞いたが呼んでも届かなかった。まぁ5ワットだし。

QSOしていただいた皆様ありがとうございました。

2022.4.25 21:59ログ提出

955番目ぐらいだった。

*1:Sが強くて安定していたのでEsだと思ったが他局のblog記事等によるとScらしい。1や7や8では南ビーム、当方は東ビームだった。

2022 Japan International DX Contest CWに参加

別宅、今年も15mシングル。昨年と違うのはアンテナと出力。目標を3段階に設定。

目標1 自己最高記録である2019年の生スコア525点を超える。
目標2 2019年の25Q、13En、9Znをそれぞれ上回る。
目標3 生スコアで1000点

ちなみに過去3ヶ年のリザルトは525→255→126と、狙ったように前年の半分で推移。今年は挽回する!

初日

日本時間17時から始めた。BYの2Qのみ。直前まで聞いてたFT8でも感じたが思ったよりコンディション良くない。夜もいちおう聞いたが何も聞こえなかった。

2日目

6時すぎにシャック入り。VKとKH6のコンテスターが強力。肝心のWがまったく聞こえない。北米はヨーロッパ祭りの真っ最中で東洋の島国のコンテストなんか忘れ去られているようね。7時台はまさかの坊主。

8時半頃にようやくW本土がぱらぱらと聞こえてきたが本格的にオープンする気配が感じられない。そんな中、シンガポールと初QSO。9Vは今まで何回も聞いているが何回呼んでもダメだったカントリーのひとつ。矢張りフルパワー出すと違う。1時間後にこれも初の南米チリとQSOCQ連発されても珍しく粘った。リアルRSTは559〜579と強い。11回目ぐらいで有意性のあるコールバックが来て、そこから6回再送、ナンバーも4回送ってなんとか成立した、と思う。何回も聞いているが何回呼んでもダメだったカントリーが一気に2つ減った。*1

10時台はNA、AS、OCが同時オープン。みんな強いし一発でコールバックがあって楽しめた。このオープンでマルチ合計が22を超えた。あとは強いBYを片っ端から呼んでポイントを稼ぎ、なんとか目標1をクリアーすることが出来た。いつも何回呼んでもCQ連発のBY勢が今日は簡単に交信できて気分良くなった。

お昼ご飯から戻ってくるとコンディションはすっかり萎んでいた。

15時台、ヨーロッパのパスを期待していたのにRBNに時折出てくるHAやLZ等はSNRが1桁で、聞きに行ってもなんとなくCWっぽい信号が聞こえるレヴェルで、何打っているか全く解らない。RBNで15dB以上ないと当局にはちょっと無理。15:18J、目標2をクリアー。これで26Q、14En、12Zn、676Pts。マルチこのままなら目標3まであと13局。

16時台、HAが何打ってるか解る程度まで強くなってきたが、何回呼んでもCQ連発×3局。ヨーロッパは遠い。2マルチになるHLも強くなっていたので、呼んだがコール3回送った後にSRI打たれた。1時間以上延べ8局位にフラれ続けてさすがにモチベーション切れた。50W出しても届かないのだからこれ以上やっても電気代の無駄。できそうな局も聞こえなくなったので終了予定時刻まで30分を残してCL。

スコア

マルチ

QSOして頂いた皆様ありがとうございました。

所感

4年連続4回目の参加。一年で3番目に楽しみなDXコンテストである。このコンテストはアシストツールの有無によるカテゴリ分けがないので、使えるものはぜんぶ使った。別モニタでPSKRとRBNを見ながら交信相手を探した。

けれども、相手探しというよりVFO回して見つけた局の答え合わせ的なダメな使い方をしていたシーンが多かった。

いつも出来るVR、KH0、KH2、3W、9M6を落とした。逆にいつも出来ないのに出来たのはJT、KL7、9M2、9V、CE

聞いたけど出来なかったマルチ
HA、HL、UN、VR、15、17、25

Zn25落とすのはいつものことだけど、Zn18〜19は敢えて落とした。ポイントもマルチも無効*2とのアナウンスがあったため。尤もUA9自体ほとんど聞こえなかったが。

目標達成したものの、50W出して過去の5Wの自分にやっと競り勝つとか内容的には不満。フルサイズV-DPに5Wと、短縮アローラインに50Wがほぼ互角という知見を得た。

太陽黒点は運悪く減少のターンに入っていて日曜日は18しかなかった。道理でコンディションいまいちに感じるわけだ。

記録等

CWのDXが500交信に到達。

2022.6.26 Raw Score公表

21Lで無事9エリア1位だった。(2年連続)

*1:別宅からはUNも何回呼んでもダメなんよね。でもFixedでCFMしてるからそんなに固執しない。

*2:おそらくCQ-WPXに倣ったのだと思うが、アマチュア局に罪は無いのに政治的理由で差別するのは残念と個人的には思う。

春のDXシーズン’22・其ノ参

別宅。先日、母艦のOSを入れ替えた*1ので、tqslのテスト用ログを作るためにCQ出して3交信。全てBY。朝はW5から呼ばれたが成立せず。ヨーロッパにも飛ばず、春のシーズンに陰りが見えてきたような気がする。

アップロード完了。異常なし

16時からJIDX CWに参戦

*1:macOS 10.14 Mojave→11 Big Sur

6mのアンテナを作った。

別宅。何気なく6m FMの呼び出し周波数を聞いていたらローカルのOMさんがCQを出していた。若者時代から良く知っている方。まだ無線続けられてたんだと思い、交信したくなって、急きょ送信できる6mのアンテナを作った。3D-2VをFT-240#43フェライトコアにW1JR巻きにしてコアより上が1/2波長のアンテナとして動作する。寸法は「コブラアンテナ」でぐぐった。それをシャックの天井に水平に張った。
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ポン付けで同調点が48MHz付近だったので芯線を15cmぐらいカット。51.3MHzでSWR1.7になった。
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ま、こんなもんだろ。試しに1ワットでCQを出してみた。リグはFT-817ND。カムバック以来FMでCQを出すのは初めてかもしれない。スーパーローカルのフレンド局が呼んできた。Sメーター振り切れファイヴナイン。モニターしてもらってマイクゲイン等を調整したのち、1時間程ラグチュー。

数時間後、OMさんがCQを出していたのでお呼びした。受領リポートは5ワットで54。意外と弱い。木造家屋でも減衰は無視できないか。初めはラバースタンプQSOをしていたのだけど、名前を言ったら「以前交信したことありますか」などと訊かれた。矢張りコールサイン違っても名前で判ってしまうか。もう一つのコールサインサフィックスを告げて正体を明かした。彼も20年程止めていて、今月になってから再開したのだと聞いて吃驚した。なんという偶然。30年ぶりなのに1時間近くラグチューしてしまった。趣味の話は話題が尽きない。この後50.075MHzにQSYして電信で初交信。14語ぐらいの速度だったが途中から何打っているか解らなくなってしまい、TNX FB QSO 73で強引にフィニッシュ。デコードできないわ、滅茶苦茶打ち間違えるわで焦りと恥ずかしさで心拍数150ぐらいまで上がって冷たい汗が大量に噴き出た。ふだんCTESTWIN任せで送信練習なんてしてないからなぁ。実はコンテスト以外でCWで交信したのは3回目。コンテストで何百回QSOしても、ラバースタンプQSOに必要なスキルは1ミリも上達しないのを立証してしまった。(゚ー゚;