日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

第52回6m AND DOWNコンテスト結果発表

例年より2週間早い発表。C50で北陸3位だった。北陸1位は小矢部市のベテランコンテスター、2位は石川県の固定局

2時間しか運用していない。いろいろ反省点の多いコンテストだった*1

・CPで出ようとしていたが、VUのリグが故障
・終了後に3エリアへ戻らなければいけないことが気になってやる気が削がれた

などと列挙してみたが、根本的に6Dはあまり身が入らない。ALL JA程呼ばれないし、FDのように移動局の優位性がないし、季節柄天候不順になりやすいし、Es出たら山移動は不利だし、ビームに100Wのフルオペ固定局には到底敵わない。忍耐力が必要で棚ぼた要素もない玄人向けのコンテストだから。来年もゆるく参加します。

過去の記録

2019年 C50 関東41位
2018年 C50 関東39位
2017年 C50 関東56位

*1:常に反省点しかないが。

アンテナ設営…

10/9の朝8時から作業。

先ず既設のアローラインを撤去。同軸ケーブルを外して先端を2階の窓から引き込んでM型コネクタを外してビーズバランを挿入して再びM型コネクタをはんだづけ(1時間半)

手元にピントが合わないので、はんだづけはほぼ勘に頼ってる状態で思うように進まなかった。使用1年で同軸ケーブルの網線がかなり黒くなっていたが交換するわけにもいかず再利用。

ルーフタワーの脚に杉板を取り付けるための位置決めで上げ下ろし(1時間)
瓦に対して脚の位置が壊滅的に合わない。だがこのまま行くしかない(誤算1)。

外でアンテナの最終組み立て(1時間)

ルーフタワーに乗せてテナコート塗布・乾燥(1時間)

マストは昔使っていたクリエートCY154のブームを流用。アンテナ本体は1990年の台風19号でルーフタワーごと倒壊、アルミ屑になって処分したが、ブームは何故か残っていた。40φのアルミ合金パイプの両側に37φのパイプが刺さる構造。うち2本を使って3.8mを確保できる。ルーフタワー側のマストクランプは39φを用意した。ところが冗長性が全く無く40φのマストが通らない。仕方ないので37φを下にして使うことに(誤算2)。

ルーフタワーとアンテナを屋根に担ぎ上げた頃から急に空が暗くなり始める。

アンテナをマストに仮付けた辺りで雨粒が落ちてきた(誤算3)。予報より1時間半早い降雨。瓦屋根は少しでも濡れていたらすべり台と化す。作業中止。ルーフタワーごと大屋根の軒下に退避して、紐で梁に仮固定する間に2回滑落しかかった。もう梯子へは行けない。軒下の濡れてない部分をつたって2階の窓から家の中へ。

駄目元でSWRを計測。21/28Mは5、50Mは4もあって使用不能。しかし、幾ら壁際に寄ってるといっても木造家屋で5もある?組み立て過程でミスがあった可能性を拭いきれない。矢張り地上で計測しておくべきだった(誤算4)。

最大の誤算は、上げてみて判ったがわたしの腕力ではマスト頂点までアンテナを持ち上げられない。そもそもルーフタワーを固定しておらず、屋根上の屋根馬に上って力仕事すること自体自殺行為。予めルーフタワーを固定しておいて、大屋根に上って突き出たマストにアンテナを取り付けるしかない。だが、大屋根に登る手段が無い。

万策尽きたーっ

2022 Oceania DX Contest CWに参加およびACAG足跡残し

2年連続3回目。主力アンテナの入れ替え作業の合間にスタートし、雨が降ってきてからはこっちに専念。10mのDPは別に張ってあるのでアンテナの心配はしなくてよかったが、CTESTWINフリーズが深刻。1コ前のエントリーで対策したが、運用中に再発して3Q落とした。パッチンコア3コ付けて、23語の比較的スローな速度で出なくなった。当然5ワット。

SSN150もあるのに期待していた程聞こえなかった。VKやYBは弱すぎるし、ZLは聞こえずじまい。比較的珍しいのはV8ぐらい。


OCDXのコンテストナンバーは001から始まるシリアル、ポイントはバンド毎に異なり10mは1Q=3Pt、マルチはプリフィックスとなる。JAの交信相手はオセアニア局のみ。CW部門は全市全郡コンテストと日程が重なりやすく、終了間際になるとオセアニアの猛者達は全市全郡のCQ TESTを出しているJA局を呼びにいく。マルチの宝庫JAを前に指くわえて見てることはないハングリー精神は見習いたい。JAから参加する場合は他のDXコンテストと比較してライバルが少ないため入賞の確率が高い。当局は過去2回QRPでコンチネンタルリーダー(アジア1位)を獲得している。

コンテスト終了1時間後にログ提出。174番目ぐらいだった。

全市全郡コンテスト

2019年以来4回目。OCDXを残り10分で切り上げて、CTESTWINのパラメータをACAGに変更。いきなりガツンと強い沖縄局をお呼びして1Q。それ以外は弱すぎて呼べない1、2エリアが1局ずつ聞こえたのみ。15時半頃に28.063辺りでCQビーコン15回程でCL。これで今年の連盟本部主催コンテストすべて参加できた。

19:18 C28Pでログ提出。93番目だった。

続・CTESTWINフリーズ問題

Oceania DX Contestに出ようとして、CTESTWINが送信状態で固まってしまう現象再発。原因を探求した。

アンテナを繋いだ状態では100%フリーズ。ダミーロードだとフリーズしない。つまりリグ周りではない。USBIF4CWは電気的に遮断されている筈だから違う。PCの電源ケーブルやリグコントロールケーブルを抜いてみたが変わらない。となると怪しいのはUSBIF4CWとPCを繋ぐUSBケーブル。両端にフェライトコアが挿入された製品だが、PC用であって無線用ではないフェライトコアの間にパッチンコアを取り付けてみた。

これでやっと収束。長かった。先々週のRTTYから延べ7時間位費やした*1フェライトコアを過信したのが敗因。

じゃあ、RTTYも出られるのか?と試してみたら再発。矢張りRTTYは一筋縄にいかない。3年位忘れよう。

これでOCDX出られる。一応SO 10m QRPのコンチネンタルレコードホルダーなので、その記録を塗り替えるのが目標。同日開催の全市全郡は出れたら出る。

*1:同軸コネクタのはんだづけやり直し、同軸ケーブルにパッチンコア複数取付、リグ入れ替え等上記に書ききれないほど様々な検証を繰り返したが長い割に面白くないので省略

アンテナ組み立て

三連休でアンテナを上げる予定。

先ずルーフタワーを組み立てた。

作業時間1時間

ルーフタワーの脚の幅が約60cm、自在脚は10cm角。ホームセンターでそれに合った100x10x2cmの杉板と木ねじを買ってきた。

つぎにアンテナの組み立て

エレメントブラケット、最も内側になるエレメントの取付、ブームに取付、位相ラインとヘアピンの取付、マストクランプの取付の順に作業。

↑の写真の後、エレメントの取付が上下逆なのに気付いて半分やり直し。

仮組み状態でバランステスト

マストクランプの位置を調整して本締め。ブームクランプも本締め

ここまでで作業中断。片づけて10分後に土砂降り。天気予報によると明日の午前中しかチャンスが無い。午後は降水確率100%だし、明後日は一日傘マーク。瓦が完全に乾かないと危なくて屋根に上れない。エレメント取り付けて、アローラインを撤去して、ルーフタワー上げて、マスト建てて、アンテナ取り付けて、同軸コネクタのはんだ付けやり直してなどとやってたら順調に進んでも丸一日仕事。屋内で組み立てようとしたが意外と巨大で全部組み立てた状態で外へ出すのは不可能。残りの行程は屋外でぜんぶやるしかないのに、半日しか時間無いのでは上らないほうがマシ。次のチャンスは来月になってしまう。

ルーフタワーにマストを建てた状態でアンテナを取り付けるやり方がシミュレーションできない。大屋根に上れば出来るが、上る手段が無い。どうして純和風邸宅を建ててしまったのだ。当時は無線再開しようなんて思ってなかったしなぁ。