日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

エレクラフトKX3キット製作

まとまった時間が取れたので着手。
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用意した工具

小さいマイナスドライバー
中くらいのプラスドライバー
アーレンキー(六角レンチ)
先の細いピンセット
ラジオペンチ
鋭くてよく切れるカッターナイフ

静電気対策

帯電防止手袋 
リストバンド アース線はアルミの窓枠に繋いだ。
静電防止マット 市販品は高すぎるので段ボールにアルミホイールを敷いて自作した。
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静電防止環境で作業したことがないのでこれらの構成が正しいのか分からない。ほとんど気休めかもしれんが。

下準備

直前に部屋の掃除や換気はしない。目に見えない塵が舞うから。

梱包を解いて内容品を並べる。
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ここで員数確認をするべきだったが省略。これが後々ボディブローのように効いてくるとは思いもしなかった。

シャワーを浴びて、着替え。静電気が起きにくい綿の衣料を着用。椅子の座面と背もたれもバスタオルでカバー。

飲食禁止。飲まず食わずで一気に作る。

製作

要点をかいつまんで紹介。細部は組み立てマニュアルどおり。

コントロールパネル
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LCDモニター、ボタン、エンコーダは予め装着済み。
モニター四隅のスタンドオフ(スペーサー)を取り付けるのが最初の難関。ピンセット無しでは不可能だった。

フロントパネルに装着した図
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5本のビスでアクリル製のベゼルと共締め。

VFOエンコーダとつまみをセットしてフロントパネル完成
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ここまで1時間半

リアパネル周りに使うネジを仕分け
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リアパネルはRF基板、ATU、ルーフィングフィルター、2mモジュール、電池ケースが収まる。似たような形状のネジが幾つもあるので間違えないよう慎重に作業。ネジは各モジュール基板セットの中にも入ってるのでその都度使う。

アンテナジャックを取り付けたところで小休止
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アンテナジャックは直径5ミリ程のLPF付きのAssy。こんなのバラで作れ言われたらお手上げだな。

次は送信機の心臓部RFモジュール基板
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位置合わせがシビアすぎて30分くらいかかった。コツとしてはスタンドオフのネジを緩めておいて、基板を装着したら増し締め。

ATUモジュール基板
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利用出来るのはHF〜6mだけ。2mはATUを通らない。

ルーフィングフィルターモジュール基板
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カムバックHAMの分からない単語の代表格「ルーフィングフィルター」通過帯域を自在に変えられるフィルターとの認識に至ったが、何故ルーフィングと言うのかまでは追求していない。

2mモジュール基板を取り付ける前に、一旦ATU基板を外してアンテナ端子となるSMAジャック取り付け。
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2mは6mをIFとしたアップバーター方式*1。最大出力2.5〜3W

マイクロ同軸コネクタをつないでから2mモジュール基板を取り付け
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終段のトランジスタが逆さまでリアパネル内側に付く形となる。ここも凄いアクロバットな方法で共締め。最難関だった。

三層構造
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よくもまぁこんな狭いところにこんな細かい仕事をしたもんだ。アメリカ人らしくない器用さ(褒め言葉)。

ほぼ出来上がり
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あと電池ボックスの取り付けがあるが、当面外部電源オンリーで運用するつもりなので省略。

DC13.8Vをつないで電源ON
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非常にあっけなく唐突に起動。

所要6時間半。みなさん2〜3時間で組み立てておられるようだが、とてもそんな時間では仕上がらなかった。

余った部品

ネジ類は予備も含めてかなりの数が残った。
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組み立てマニュアルのどこにも載っていない平ワッシャ2個は謎。
KXFL3付属部品の線材、ヒートシンクに同梱されていたシールも記載が無い。

2mモジュールはATU有り用を注文したのにATU無し用が届いてしまい、ダミー基板が余った。

*1:正確には48MHzの3逓倍