日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

梅雨入りが早過ぎて辟易したのでCQ誌買った。

1月号以外を買ったのは2019年7月号以来。
f:id:kagobon:20210520190246j:plain:w320
CW特集だったので。

さらっと目を通してみて気になったことを幾つか。中学生一人目、ビギナーなのにいきなり50W出しちゃうんだ。電信の50Wはかなりのハイパワーだと思うよ。二人目は裕福なご家庭なんでしょうなぁ。当局が速過ぎて嫌になった某CW練習ソフトで15Comboですかそうですか。才能があって将来有望ですね。

当局はカムバック2年目から電信ばかりやっているが、実は今でもあまり好きではない。電話は喋るのが億劫だし、デジタルは技術的敷居が高過ぎてちょっと無理という消去法でやっているからかもしれない。まったく出来ないところから一年半ぐらい練習して、ある程度出来るようになったらコンテストの呼び回りでは困らなくなってしまい満足。上達も足踏みどころか衰えている。今まで最高だったのは2018年のALL JA辺り。躊躇なくCQを出せたし、コールサインとナンバーは一回でコピー出来てた。コンテスト以外はコピーできないんじゃないかと思うと怖くて出られない。ラバースタンプQSOの練習などしてないから、たぶんコピーできないと思う。紙に書かないと不安なのは、いまだにイメージ変換から脱却していない証拠。現状20語まではコールサインとナンバー3桁位なら一回でコピーできる。速くなってくると筆記でもミスコピーが多くなってくる。何回聞いても何を打っているのか全く解らなくなるのが30語辺り。

音を「ぴぴぴーぴ」などと脳内で反復しながら点と線に置き換えて文字に変換して筆記やキーボードへアウトプットする作業を1文字ずつやってる状態。こんな非効率なシークェンスでも毎分100字に対応できてしまう*1のだから人間の脳はすごい。記憶受信のバッファが少なくて文字を書く作業を同時並行にできないのがスピードアップできない要因と分析している。尤も根本的にやり方が間違っているのだからこれ以上どんだけ練習しても時間の無駄。脳内に浮かんだ点と線を数えてしまう癖を止めたいとは思っているが、どんな練習をすれば克服できるのか?どうすれば符合を聞いた瞬間にアウトプットできるのか?

本誌134〜135頁に「符合をひとかたまりの音ととらえるように」「電鍵を楽器のように」などとあるが、リズム感が無いと自負している当局にはそれだけで身構えて心の中で抵抗してしまう。出来た人が執筆しているから当たり前のように簡単に言ってしまうのはしょうがないのだが、兎に角頑張るしかないという身も蓋もない電信練習道。

電鍵はパドル一択。1レバーも2レバーもなんとか使えるが、リズム感の無い自分に素早いスクイーズ操作は無理*2なので1レバーのほうが好き。でも1レバーは点を打ち過ぎたり足りなかったりするので、結論はできる限りパドルは操作したくない。というわけでコンテストではPC送信専門。手打ちが必要になるシーンは交信打ちきり0ポイントで対応。それで別に困ってないから送信練習もしていない。縦ぶれは使う意味が見いだせない。早い話、成果が見えないものをコツコツとやり続ける程気が長くない飽きっぽいという自分のダメな部分を再認識させられて気分が沈んだだけだった。買わなければよかった。(゚ー゚;

*1:PCロギングだと筆記にリソースを持っていかれないため。筆記の場合は60字位かな?

*2:20語でAが8割型Rになってしまう。自信を持って間違わずに打てるのは16語が限界。