日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

LoTW de WAC申請

と、ひと言で表すと簡単なのだが、LoTWはアメリカのアマチュア無線連盟の電子QSL、WACは国際アマチュア無線連合が発行するアワードと管理団体が違う。更に凡人には北アルプスより高い言語の壁が立ちはだかるため一筋縄にはいかない。幸い日本アマチュア無線連盟が会員向けにWACの代理申請サーヴィスをしているので利用することにした。やり方はぐぐると先例が山ほど出てくるので、ここでは概要を記載するに留める。ただし、先人達と当局が決定的に異なる要素がひとつだけある。連盟に登録しているコールサインとアワードを申請するコールサインが違う。当局は移動する局と移動しない局で異なるコールサインを有している。今回は移動しない局のコールサインで申請するのだが、会員になっているのはもうひとつのほうなのだ。会員資格はコールサインでなく、人に適用されるからコールサインが違っていても会員として取扱われる、筈。問題あったら電話掛かってくるやろ。

1 LoTWからQSLを抽出してリスト作成

LoTWの画面で申請に使いたいコールサインをクリックすると詳細が表示される。

これを各大陸1局ずつスクリーンショット(WindowsでいうPrint Screen)撮って、Excelに貼り付ける。何故Excelかというと、連盟の電子申請に添付するフォーマットがExcelかWordかテキストデータに指定されているため。

申請に使用したQSLのEntityとQSO Date
NA Canada 2021-11-13
SA Uruguay 2021-11-14
EU Italy 2022-06-04
AS Thailand 2021-11-28
OC New Caledonia 2022-05-01
AF South Africa 2022-06-03

2 連盟のWebページから電子申請

JARL発行アワードの電子申請
↑の申請アワード名欄のプルダウンメニューの下の方に[WAC]がある。
特記はDigital 21MHzにした。
コールサイン アワードに記載してほしいコールサインを記入
氏名、住所 会員登録している個人情報を記入
QSLカードリスト 1で作成したExcelファイルを添付
送信ボタンをクリック

記入したメアドに申請受付メールが送られてくる。

3 申請手数料を支払う

アワード
↑に振込先と手数料額が載っている。WACは2200円*1
受付番号を記載しろとあるがインターネットバンキングでは通信欄が無いので書けない。苦肉の策で、振込依頼人名に続けて書いた。問題あったら電話掛かってくるやろ。

4 発行までの期間

電子申請によるアワード申請の上のほうに「"WAC" シリーズについては、毎月月末まとめたうえで翌月下旬に発送になります。」とある。つまり、12月の申請分は1月下旬以降になる。

*1:ARRLから申請する場合、国際郵便で18ドルとある。円安のおかげで連盟の代行申請を利用したほうが安い逆転現象が起きてる。