日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

FTM-10S初QSO

移動する局に増設したFTM-10Sを別宅に設置し、ローカルとQSO。アシストにVoIPのzelloを使用。アマチュア無線のアシストに商業無線回線を利用する贅沢な遊び。
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表示はエアーバンド(東京ACC北陸セクター)

2009年にバイクモービルを始めるために買ったリグ。1エリアのコールはその時に取ったのだ。けれども、走りながら送受信できる設備を構築した時点で満足してしまい、未交信のまま3年程過ぎた車検時に取り外してしまった。

バイクモービルはヘルメット内部にヘッドセットを装着して、手元のトグルスイッチでPTTのオンオフをしていた。ヘッドセットがなくてもコントローラ部にマイクとスピーカーとPTTボタンがあるので単体運用可能である。

リニアアンプ試運転・肆

別宅シャックに新しい安定化電源を導入した。写真右下 第一電波工業GSV3000
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(左下は20数年前に買ったトランス30A アルインコEP-3020)
これをHLA150V Plusの電源として送信電力を測定

新電源での検証結果
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おかしい、どうしてまだおかしいんだ。其の參で検証した時と根本的に違うのは・・・まさかエキサイターか?

KX3単体で計測した結果
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電力表示は10.0Wなのに、まるでパワーが出てないバンドがある。何回か測ると7/14/21Mは出たり出なかったりする。

ようやく原因が判明した。つまり、HLA150V PlusもEP-3020も正常ということで、漬物石が2個になってしまった。ちなみに別宅は200Wの局免許が欲しかっただけの見栄専用ステーション*1なので、送信はMax出なくても問題なし。

KX3は、またバラすかと思うと気が滅入る。バラしたところでデバイス初期不良なら手に負えないし、代理店に送ってもまた異常なしで戻ってくる気がする。このままそっとしておいて新スプ50W機*2買うかな。

*1:実態はSWL

*2:1のコール/9で運用するために。

ALL JA雑感

カムバック以来、初のALL JA参加。

移動先

昨年は思いつきで移動しようとして、めぼしい場所*1はもれなく先客が居た上に、終了時刻を思い違いしていて参加できなかった。その教訓を踏まえて、2月頃から運用場所の候補を探して筑波山周辺を探索していた。1エリアにおいては大票田の関東平野南部に対して開けている場所が適している。先ずGoogle Mapsの空撮写真とストリートビューで当たりをつけてから現地踏査。今回移動した場所は、東側に山体があるもののその他の方角は開けている。東に飛ばなくても14県は絶対に取れる筈なんで問題ないと判断。

運用

シングルOp.電信50M QRP
最初は送信ミスしまくりで一時的に14wpm位まで落とした。後半は16wpm位
CWフィルターOFFのまま気づかず17局QSOしてしまった。
7から始まるコールはまだ慣れない。
モリーキーヤーに予め登録しておいたのは、CQ TEST Callsign TEST、5NN14P TU、QRL?の3つ。メモリは4つあるので、次回はR TU DE Callsign TESTも入れておきたい。
CQに対する応答は手打ち。これくらいは手打ちにしないとボタン押すだけの作業になってしまう。
CQもたまにオール手打ちで出したりしてた。
BKに対してはBKで返していたが、短くて済むKを使いたい。というかBKもKも要らなくない?
右手で筆記してパドル操作してメモリーキーヤーのボタン押すのは忙しい。だから、パドルは最初から利き手の逆の手で練習しろということか。
16wpmのCQに25wpmぐらいで呼んでくる局に遭遇したが意外と取れる。
東側に飛ばないと思っていたけれど、水戸市ひたちなか市常陸太田市とも普通にQSOできたので杞憂だった。
40局超えると紙ログによるデュープチェック*2は非効率。この局はどうだったっけ、などと調べてるうちに居なくなってしまう。
同じような強さの複数局にゼロインされて同時に呼ばれたらお手上げ。*3

リグと電源

FT-817NDにナローフィルター、送信電力2.5W
サードパーティー製のリチウムイオン電池のリグの動作電圧を下回るまで使おうとしていたが、その前にオペレーター本体の「電池」が切れた。どんだけ持つんだ。

アンテナ

昨年まで使ってたスイスクワッドは組み立てに時間がかかりすぎるため、今シーズンから4エレ八木(Radix RY-S64)に変更。4エレにした理由はステーなしで上げられる上限かなと思って。F/S比やF/B比が体感できるほど違っていてビームアンテナを使っている実感がある。
50.400±400kHzの範囲でSWR1.5以下の広帯域
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けれども、想定していた程飛ばなかった。コンディション悪かったのか、パワー不足なのか、聞いてる局が居なかったのか。

ログ提出

紙ログをExcelログに入力して、ピポットテーブルでデュープチェック
紙ログをJARLの電子ログサマリー作成ページで作ってコンテスト終了前に提出。
紙ログから2回電子化することでセルフチェックになった筈。交信時のミスコピーまでは分からないが。
ログを作らなくてもいいオール茨城コンテスト第1部にもエントリー。

統計(生ログ)

都府県別
福島 2
長野 2
東京 21
神奈川 7
千葉 5
埼玉 11
茨城 12
栃木 2
群馬 6
静岡 1
京都 1

電力記号
H 17
M 46
L 1
P 6

QSO回数
1st. 58
2nd. 9
3rd. 2
4th. 1

CQ 25
応答 45

QSO累計(CW)

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100交信超えた。

*1:筑波山の車で行ける三大めぼしい場所は風返し峠からロープウェイ乗り場へ行く途中にある臨時P、子授け地蔵P、朝日峠Pだと思う。次点はYH跡

*2:前のページを確認してただけだが。

*3:たまたま一方が7から始まるコールだったので、「7 ?」などと返せた。どっちもJから始まるコールだったら堂々巡りになってたかも。

WWDX CW 2017結果発表

シングルOp. 20m QRPで世界37位(40局中)、アジア8位、JA6位、JA1エリア2位だった。
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けれども、ログチェックリポートによるとBYの1局はユニークコールサインということで、やっぱりミスコピーだったか。もっと修行せねば。