日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

東京2020 JARL記念QSOパーティー

掲題のイヴェントが開催されていると知って、規約を読んだらコンテストQSOもOKだったのでログを提出した。
f:id:kagobon:20210824213733j:plain
DX20部門イケるかなと思ったが、期間内は10Qしかやってなかった。
JA20部門にFDのログをそのまま貼り付けて提出条件をクリアーできた。

Certificateはビューローで送られてくるようだ。それとは別に抽選で記念品が用意されてる。何が貰えるかは当たってからのお楽しみ。

アワードのほうのWkdはこんだけ。
8N1OLP
8N8OLP
8N9OLP
8J8OLYMPIC

QSLカード発送

FDとJA9-VUコンテスト分をビューローへ発送。
f:id:kagobon:20210821113156j:plain
長形3号封筒は定形だが、重さが50gを超えている。したがって、定形外140円(100gまで)が適用される筈。100gを超えると210円切手を貼付しなければならなくなるため、クリックポスト198円のほうがお得となる。

前回から同一運用地、同一バンド、同一モードで交信済みの局へは送らないこととしていたが、久しぶりで忘れていてぜんぶ印刷してしまった。

LoTW追加コールリクエスト&eQSL本人確認

LoTWは一旦コールサイン証明書を取得すれば、同一カントリー内の別のコールサインを追加登録できる。

T-QSLを起動
上のメニューから「新しいコールサイン証明書をリクエスト」を選択
ローカライズが変で分かり難いのだが「新たな個人局のコールサイン(以前のコールサイン証明書は取得済)」を選択
追加するコールサインを入力、DXCCエンティティはJAPAN、このコールサインを使用した最初のQSOの日付を入力、最後のQSOの日付は空欄
アドレスは局の設置場所にした。
使用するtQSL証明書をプライマリーコール*1にする。
送信

わずか2時間半でコールサイン証明書が送られてきた。拡張子は「tq6」
これを任意の場所に保存

T-QSLを起動
追加コールサイン(未証明は駐禁マークになってる)を選択して、コールサイン証明書を読込み
局の所在地に切り換えて、新しい局の所在地を入力して保存

追加登録したコールサインでADIFファイルを署名してアップロードすると19件Cfm
f:id:kagobon:20210820220812j:plain
五輪記念局も2QSL。

DXCC
f:id:kagobon:20210820221028j:plain
FT8のログしかUpしていないのでClublogとは齟齬が生じたが気にしない。

ついでにeQSLの本人確認を実施。
f:id:kagobon:20210820221236j:plain
LoTWユーザーは一瞬で終わる。

これでPSKRのアイコンに「L」が表示されることだろう。

*1:既にコールサイン証明を受けている「/」が付いていないコールサイン。当局の場合は1エリアのコール。

FT8レヴュー・其ノ参

UTC 8/13 0230〜8/16 0200迄のまとめ兼備忘録。

概要

・9のコールで運用、52QSO
・アンテナQuad Band End Fed*1 at 5.5mh、TS-590SG出力5W、WSJT-X v2.2.2 Win64、iネッ時計で30分毎に時刻補正
・CQを出したのは2日目まで*2で、あとはDX中心の呼び回りに専念。JAを呼んだのは五輪記念局のみ。

15m 50
20m 2
JA 42
DX 10

・DXCC WKD
YB 2
BV 3 9のNew
UA0 1
HL 1
VK 1 9のNew
3D2 1 New
VR2 1 9のNew

・五輪記念局
8J8OLYMPIC 15m
8N8OLP 15m
8N9OLP 15m

・SNR(max〜min)
Send +23〜-23
Rcvd +16〜-20

運用準備

・運用30分前にリグとPCの電源を入れてiネッ時計をセット。起動直後は時刻補正されてるようでされていない。当然手動でも補正されない。30分経過して1回目の定期補正で初めて補正される。モニタ用にWSJT-Xを起動してデコードONにしておく。
・フロアノイズが高いときは*3、リグのDSPフィルタHiを絞る。デフォルトは2600Hz

運用時間帯とバンド

基本的に日中(JST6〜18時)しか運用しなかった。夜間はローカルのDX'er*4が当局にデコードできない局を呼ばれていたりするので邪魔しちゃ悪いと思って。早朝は15mで何も聞こえないので20mに出たが、あまり出来なかった。*5

なんぼ呼んでも出来なかった局

15m HS、5W、CE、VK2〜4、BY2,4,7
20m 5W、W、ZL、VK2〜4,6、DU、UA0

BYは一日中わんさか聞こえるが何回呼んでもCQ連発局ばかり。VK2〜4もよく聞こえるがなんぼ呼んでも届かない。

QSO成立閾値

SNRを分析して算出、DXを呼ぶ場合の理想は-5dB以上。-11dBまではコンディションとタイミングが合えばCBあるかもしれないので2〜3回呼んでみる。-12dB以下は呼ぶだけ無駄。尤もパイルを捌いてるような局はSNRプラスでも確実に呼び負ける。

弱すぎて呼べなかった局

15m UN、9V、DU
20m JT、KG7(W?)

PSKR

15m 8/14

20m 8/15(JST 8/16朝)

AS OC大体同じような範囲に届いている。NA SA EUは届いていない。AFは開いてる時間帯でないかリポート局が不在と思われる。

QSL管理

・9のコールは紙QSLカードを発行しない方針のため、すべて電子QSLで対応。現在eQSLのみ。LoTWは近日中に登録予定。【8/20追記】LoTW登録完了
・ログはWSJT-Xのログディレクトリを開いて、ファイル名wsjtx_log.adiをローカルにコピー。電子QSLサービスにそれぞれアップロードしている。
HAMLOGはADIFをインポートできないので放置。代わりにExcelでログ管理。
・【8/17追記】CTESTWINにWSJT-Xのログを取り込ませてHAMLOGのCSVファイルへエクスポートし、HAMLOGでCSVファイルをインポートする。



感想

パソコンに向かってマウスをクリックしているだけのアマチュア無線であるが、空いてる時間を活用できるし、別の事をしながらでも出来るのは合理的。また殆どのオペレーションを機械が自動でやってくれるため、気負わずに気楽に運用できる。当局にとっていちばんのメリットは昨年暮れに買ったTS-590Gを使う機会が出来たこと。また、ペーパーライセンス状態だった昔のコールサインでのカムバックにもなり、一石二鳥以上の価値があった。

*1:LNR Precision製10/15/20/40m

*2:後述するが紙カードを発行しないので、9エリアのカード目当てに呼んで来られるJA各局には申し訳ないなと思ってCQ出すのは控えた。

*3:と言ってもS3位だが。ふだんはS0〜1

*4:FT8でコール確認しているのは6局。

*5:3D2とVR2以外ぜんぶ駄目だった。

JA9コンテストVU2021に参加…

今年は日程がお盆と重なっていて早朝から移動はできなかった。お昼も別宅に居なければならなかったので、合間をみて近くの高台へ行って短時間運用。
f:id:kagobon:20210815101734j:plain
リグは2年ぶりに引っ張り出したFT-817ND、アンテナは初使用のRHM8B*1。そして、なななんということかマイクが繋がっている。コンテストで電話に出たのは2017年のJA9-VU以来。そのときにも交信したフレンド局にサーヴィスしにきたのだ。彼の別宅シャックまで直線距離1km無い筈。Sメーター張り付きのリアル59。こちらの信号はリアルではS7とのこと。まぁ500mWだし。コンテスト中にラグチュー15分。昨年の28県マルチバンド優勝局は30県から出てるとか、28県のマルチバンドは1のコンテスターが医王山三千坊*2に乗り込んでいるとか、8N9OLPが呼んできたとか情報提供があった。この後、折角なのでCQ出そうと思ったが、50kHz離れても抑圧で使いものにならないので止めて・・・

勝負リグをIC-7700に買い替えたという話で、見せてもらいにきた。
f:id:kagobon:20210815105520j:plain
手前が上から28M 6エレ、3.5M RDP、7M 3エレ。奥が上から21M 5エレ、50M 7エレ、14M 3エレ。手前のタワーのトップを頂点に1.9Mと3.5MのフルサイズIV-DPのアンテナ畑。広島県福山市のBIg GunコンテスターOさんが名誉局長らしい。シャックの壁に盾が幾つも飾ってあった。この設備で電話のコンテストしかやらない贅沢な使い方。まったくうらやましい限り。

ゲストブックに記帳してきた。知ってるコールサインが2つ書いてあった。
当局は5番目だった。尤も1番目も当局だけど。(゚ー゚;

*1:6mは1/4λバーチカルとして動作

*2:展望台は金沢市なんだけどなー。