日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

ARRL-DX所感

カムバック以来6回目のARRL-DX。初めて10mで参加。聞こえる局は呼べば届くのが10mらしい。二日目は15mにQRV。15mで東海岸が出来るなんて夢のようだ。当局は過去、ハイシーズンにHFを運用したことが殆どなかった。サイクル22はほぼ6mに傾注していたし、サイクル23〜24は無線そのものをやめていた。サイクル25が初体験。これでまだ上昇中というのだから良いタイミングでカムバック出来た。

送信速度は25語。軽快に捌いてる局を呼ぶときは27語にしていた。受信のほうは数字をナチュラルに間違えてしまう*1のを回避するため、速すぎる局は呼ばなかった。閾値は30語ぐらい。ポイントを稼ぐよりミスを減らすほうを優先。

直前に車のバッテリーを交換したおかげでエンジンストップで50W送信の呼び回りが余裕だった。二日目は5時間の運用で昇圧器への入力電圧12.1V以上をキープ。無線機の電源を落としたら即12.8Vに回復。矢張り新しいバッテリーは良い。

運用場所は3年連続JCC2211、GL:PM74uv。ロケーションは抜群、半径500mに民家無し。でも冬の午前中限定の運用場所かな。日中は人、自転車、農耕軽トラが頻繁に往来。日曜は終日雨天だったがローディーが居ないだけで散歩の人は結構いた。

CWでKP4プエルトリコを初めて聞いた。Zone 9も初めて聞いたPJ2キュラソー。ARRLコンテストじゃなかったら呼べるのに。(ARRLコンテスト以外では聞けないとも)。*2

「/3」を省略してコールバックしてくる局が結構いた。アメリカは日本の様な「スラッシュ+エリアナンバー」の概念が無い。/付きの場合、一般的な移動運用は一律「/P」それ以外だとエンティティが異なる場合にしか用いられない。だからと言ってコンテストで省略されたらもう一回フルコール送ることになって二度手間。ただでさえ長い2x3のコールサインに続けてツートトツート・トトトツーツーが付いてるとか略したい気分も解らないでもないが、少しでも効率を上げるために再送時にナンバーも一緒に送ってた。するとフルコールorサフィックス以下のあとにTUでそのままID送出に移行しておられた。ベテランの方たちには当たり前のテクニックかもしれないが、考えついたとき自分天才かと思った(冗談です)。

達成記録

DXコンテスト最多交信
CWで1500Q
1st.QSO 1000局目はカナダの局
15mでDX 400Q
アメリカ本土300Q
FT-991AMで100Q

WAS

ARRL DXはWASを集めるためにあると言ったら言い過ぎか。
15m:イエロー、10m:オレンジ、2バンド:ピンク

ニューはME、DE、NC。考えてみれば東海岸は人口密集地なので局が少ないわけではない。FT8では見えなくても、CWでは聞こえる理由を考えてみた。考えるまでもなくDXコンテストに出てくるような局はそれなりの設備を有しているからに違いない。つまり、FT8だけでは難しくてもMIXEDで運用すればWAS達成も夢じゃない。

現時点で全く見たことも聞いたこともない州は12ある。
W1 VT、CT
W4 SC
W5 OK、AR、MS
W7 WY
W8 WV
W0 ND、SD、NE、KS

W1、W4、W8は人口密集地なので困難ではない筈。となると矢張り人口密度が薄いW5とW0(とWY)がネックか。WASのためにPhoneにも参戦するべきか否か。

*1:スピードが上がってくると3と4、7と8はリアルに間違える。無意識に点と線を数えるからそうなるのは分かっているのだが、このシークェンスで覚えてしまったので克服出来ない。

*2:呼んでるJAも居たがピックアップされることは聞いてた限り無かった。