日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

63th. All Asian DX Contest CWに参加

4年連続4回目。昨年は9エリア1位なのに入賞できなくて悔しかった*1ので今年は真面目にやる。目標は昨年ベースの上位50%とする。具体的には25Q、45Pts、12マルチ。今年はコンディション上がってるのでこれでも足りないと思うががんばる。


AADXはアシストツールの制限が無いので使える物はぜんぶ使う。上のモニタはMacでリバースビーコンを表示。下はWindowsノートでCTESTWINを操作。キーボードとマウスが2系統あり、直感的に操作するのは不可能。兎に角意識してないと間違える。リバースビーコンも4エリアのスポッターなので、dBの値は当てにならない。特にヨーロッパは35dBとかでも当局には何か居るな程度にしか聞こえない。逆に向こうが1桁dBでもこちらではフルスケールなことも2、3回あった。リバースビーコンのメリットは未交信局を効率的に探せる、ミスコピーを減らせる。デメリットは既にパイルアップになっている。けれども、「/9」が付いてるおかげでピックアップしてもらいやすく、呼び負ける回数が減ったと思う。

1日目

開始直後に小笠原の固定局が入感。JD1はカムバック後は初となる。難なくゲット。30分で所用が発生して離席。真面目にやると言ったのに早々と反故。別宅から出るデメリットは色々誘惑が多いのとすぐ邪魔が入る。昨年は晴れてるのにパソコンに向かってぽちぽちやってるのが耐えられなくなって、バイク乗って1時間半程気分転換したりした。今年も天気良かったが誘惑には打ち勝った。聞こえる局全てと交信できれば飽きないのだろうけど。夕方は友人と夕食で延べ4時間程不在。どうせ日中西側へは飛ばないし。よみしゃがるに帰ってきて、ヨーロッパを狙う。昨日FT8でOH出来たのでCWでも北欧出来ないかなと思っていたら出来た。All Timeで初となるSMスウェーデンを獲得。この場所からZone 14とQSOしたのも史上初。初日にニューエンティティ2Up

2日目

6:00シャック入り。北米は聞こえるが思ったほど強くない。W5は何回呼んでもかすりもしない。W6も粘ってやっとQSO。南米はLUを1局聞いただけ。SSN100超えてる*2のに良いんだか良くないんだか判らないコンディションだった。8時台が最も楽しめた。あとは1〜3Q/hの忍耐勝負。16:30想定外の緊急用事が発生して運用中止せざるを得なくなった*3。最終スコアは744ポイント。

マルチ

QSOレート

所感

目標は最初に12マルチを達成。以降45Pts、25Qの順に達成できた。けれども、3W、VR、ZLは聞こえていたのに落としたし、JT、9Vは呼べる強さでなかったし、KH0、KH2、9M6は聞こえず終い*4。ちなみにUA9は呼ばない自己ルールを課していた。

上は77歳から下は11歳まで。年上18局、年下7局、同い年1局、ナンバー00(YL)2局の分布。アマチュア無線の高齢化が進んでいるのは日本だけでない傾向。また1st.QSOは16局だった。

昨年とはANTもパワーもコンディションも向上しているが、期待していた程には出来なかった。某有名DXコンテスターの評価によると、AAは北米南米の参加が少ないため、主戦場は主にヨーロッパらしい。けれども当局はヨーロッパとの相性が良くない。通常は全く飛ばない。今回奇跡的にQSOできた局もタワーごと回すようなANTをお上げになっているBIG GUNだった。フルコール確認したのは43局(NA6、SA1、EU4、AS16、OC16)なので交信成立率65%。50W出しても偏波面の違いからくる不利は埋められないと感じた。水平偏波のANTが欲しい。

QSOして頂いた皆様ありがとうございました。

ログサマリー

AADXのログサマリー作成はいつも迷うので備忘録。CTESTWIN 4.41でJARLフォーマットVer.2.1を作れなかったので一旦Ver.2.0で作成し、エディタで開いてサマリー全行を削除して保存。つぎに連盟のコンテストWebフォームでサマリーを手打ち入力して、ログを貼り付けて2022/06/20 10:03Z提出。825番目ぐらいだった。

*1:各部門の上位50%以上のスコアでないと入賞と見なされないルール。交信数で賞状授与の有無が決まるコンテストはあるが、入賞にすら値しないのは厳しすぎると思う。

*2:18日165、19日120

*3:元々17時には止めようと思っていたので未練無し

*4:6/24現在ログ提出局リストに該当Prefixないので出て無かったと思われる。