日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

お正月休みのデジタルモード運用日誌'24

年末年始は雪がなくて除雪しなくてよかったので、昨年と違い無線する時間をかなり確保できた。

1/3(水)

午後4時前後に6mでDXが多数見えていた。BY7、VR、DU、VK6は確認。本尊は見えなかったが、大多数の局は9V1YCを呼んでいた。呼んでいるJAも見えるのはバックスキャッターと思われる。HFでは比較的アクティヴィティの高い9Vも、6mではレアエンティティなのね。バンド状況に6m DX'erがずらりと並んでいたのは壮観だった。弩パイルすぎて見てただけ。

1/4(木) 3Q/2En

しぶんぎ座MSは、残念ながら成果ゼロ。MSK144の50.262MHzで朝から夕方までワッチしていたが1局も見えず。CQ MSも250回位送出したがPSKRにすら引っ掛からなかった。しぶんぎ座流星群の出現数は年によって大きく変動する。120ZHR以上出現する年もあれば、100前後の年もあり、出現予測が難しい。流星群は彗星や小惑星が残していった塵の帯と地球の公転軌道が交差することで起きる。三大流星群のペルセウス座流星群の母天体は周期133年のスイフト・タットル彗星、ふたご座流星群は周期1.43年の小惑星ファエトン*1と特定されている。しぶんぎ座流星群の母天体は2003年に発見された小惑星が有力視されているが、特定はされていない。*2

16:40からヨーロッパ向けFT8に復帰。10mは近所のDX'erが出ていたので、12mで運用。新年初交信はYB、その後、Fから呼ばれて12m初Zn 14に欣喜雀躍。幸先の良いスタートを切れた。

1/5(金) 6Q/6En

夕方10mでCQ DX。UA、BYと交信したところで、反対ピリオドに近所のDX'erが出てきてUE24NYを呼び始めた。プラス23dBのストロングシグナルにワイドグラフの微弱電波がかき消された。タワーにビームのキロワッターが出てきたら退散。さっさと15mへQSY。5分間ワッチして誰も出てないのを確認してCQ DX出したら、同じタイミングでOdd側にJA8がCQ DXを出してきたので送信停止。空いてるところを探したが見つからず、30分待って少し静かになってきた頃を見計らってCQ DX出すとIとDLのパイルになった。やっぱり15mは楽しい。最後にATNOのTKやOMを呼んだがCQ連発されて、やめた。

1/6(土) 27Q/7En

今日はすべて15m
7時半からCQ NAで1時間20分運用。W 18Q、VEとVKとYBが1Qずつの成果。WASニューはTN、NC、SC

1520からCQ DX。ヨーロッパ狙いなのにZL、UA9、BYと近場ばかりで、一旦送信停止。1分以上経過後にVK6とBYから呼ばれたので交信。

1615バンド内は7Q6Mを呼ぶヨーロッパやアジアやオセアニアの局で揉みくちゃ。例によって、本尊が見えない。ヨーロッパのATNOを呼んでみたがHB9、UA2F、LYぜんぶ振られた。呼び回りのときは、強くても3回呼んでCQ連発ならサクッと諦める。呼び続けていればいつか出来るんじゃないか、という考えはストレス溜まるだけ。いちばんストレスが溜まらないのはCQを出す。

1749昨日出来なかったTKと交信成立。やったあ、今年初ニューEn。調子に乗ってEA9やCT3も呼んでみたが、そっちはダメだった。

1/7(日) 9Q/3En

今日もすべて15m
8時シャック入り。年末年始でまだ南米が出来てないので、CQ SAを出すが空振り10分。CQ NAに切り替えてW 2Q。再びCQ SAを出していたらPYから呼ばれてホッとひと息。日曜の朝だけあってバンド内が混んできた。FT4へQSYしてCQ NA。FT8と違い、この時間帯でもZone 3が多い。そのFT4も混み始めてきた。送信を一時中断して眺めていると、KP4のCQが見えた。呼んでみたらコールバックがあった。Recv -8dB、Sent -9dBと良好なSNRに気分がよくなった。いままでどんだけ呼んでもカスリもしなかったプエルト・リコが、ワンコールで交信できるとはサイクル25様々、FT4様々。

1/8(月)

0655から断続的にCQ NAを出したが坊主。まだ早かったか。アンテナに着雪してるし、今回はもういいかな。0735CL

年始合計45Q/15En

*1:元は彗星と考えられる。

*2:流星速報見たら200ZHR超えてたが、日本ではピーク時に輻射点が地平線の下に沈んでいた。さらに、日本でのコンディションが最も良かったのは5日の午前3時頃だった。一日早かった。