概要
1〜2日目はALL JAコンテストに参加。中盤は天候に恵まれたため日中ほとんど外出しており、無線は主に早朝(5時半〜8時)か夕方(16時前後)の運用。ロングパスやスキャッターや対蹠点効果やビームアンテナに助けられて楽しめた。記事中、記載ない限り15m FT8、出力50W
4/29 曇り
夕方シャック入り。ALL JAコンテスト参加準備
4/30 雨
6m CWでALL JAコンテストに足跡残し。
jg1goy.hatenablog.com
カムバックしてから別宅で6mのコンテストは初参加。いちおうビームアンテナだし、淡い期待はしていたのだけれども低調なリザルトに終わった。
5/1 晴れのち雨
早朝10mでPYとQSO。
5/2 快晴
午後1時台にV3ベリーズを呼んでみたら応答あった。
オールタイムで初Zone 7
5/3 快晴
早朝CQ NAを出してメリーランド州、ミネソタ州と交信。別宅コールのWASはこれで30WKD
7時台にEAスペインのCQが強かったので呼んでみたら応答あった。デジタルでは初Zone 14
EUの浅いところが見えず、いきなりEAやFが見えたのでロングパスと確信。
VOACAPの伝播予想チャートを見ると、UTC21-22時(日本時間6-7時)にハイバンドのロングパスがある。
ショートパスでもロングパスでもヨーロッパ向けはビームの腹は60度横向いてるのだけど、矢張り2エレ位だとダイポールに近いブロードな特性なんだろう。
SWLのほうは、3C赤道ギニアのCQが一瞬見えた。これで見たことも聞いたこともないCQ Zoneは2、34、35だけになった。
5/4 快晴
日本時間5:50シャック入り。EAが見えていたので呼んだら応答あった。けれども73まで行かず、SNRを送り続け、相手も5分位粘ってくれたが不成立。
ネブラスカ州を呼んで交信。アンテナ北米向けでないのに強かった(Send 5/Recv -1)。Scの類いだろうか。
今朝のロングパスEUは5時半のEAとGだけだった。
あとはBYの5.5祭記念局を呼んだ。1〜8エリアは簡単に出来たが、0エリアは競争率が高くてダメだった。
5/5 晴れ
日本時間5:50シャック入り。Gが見えていたので呼んでみたが届かなかった。
6時、バンド状況にVP8フォークランド諸島が出現。2回コールして交信成立。
VP8KCRは英国王チャールズ3世の戴冠記念局で5/31までの特別局らしい。
2エレに50Wで地球の真裏と交信。対蹠点効果のおかげ。
CQ出したらW9、W0のパイルになった(やや誇張)。Wにはビーム方向関係ないのか。
10mでCEと交信
期待していたロングパスEUも出来なさそうなのでビームを北北西に向けた。
午後4時、サイクリングから帰ってきてリグとPCの電源を入れてWSJT-Xを起動すると、1回で約50局デコードされるベリーナイス・コンディションだった。矢張りエンティティの宝庫ヨーロッパにアンテナ向けると違う。「CQのみ」にチェック入れてもあっという間に流れ去ってしまうので、呼び回りはやめてCQ DXを出したらGイングランドから呼ばれた。マジか!
ビーム向けたらちゃんと飛ぶじゃないかヨーロッパ。今までの苦労は何だったんだ。昔も今も地形的な壁があるのは変わらないが、サイクル25とFT8とQROのおかげということだろう。一昨日どんだけ呼んでも呼び負けていたB0CRAも2コールで難なくゲット。貴重なZone 23 TNX! これで5.5祭記念局はB9を残すだけ。*1
午後8時50分、9Aクロアチア、E7ボスニア・ヘルツェゴビナと続けて交信した直後、S5スロベニア、YLラトビア、UA欧州圏ロシアが同時に呼んできた。まさか、ヨーロッパからパイルアップを浴びようとは、今朝まで妄想の域を出なかったのに。
午後9時台にOZデンマークと交信。OZは若者時代SSBで悔しい思いをしたカントリー。わたしの発音ではトップレターをなかなかコピーしてもらえず粘っていたが、心無い人に邪魔されて不成立。パイルアップが大きかったから待てなかったのだろう。しかも、これが唯一ヨーロッパにかすった案件だった。あれから30余年。ついに憂いを解消した。
5/6 曇りのち雨
午前5時シャック入り。EA8が複数見えていたがどの局を呼んでもこちらからの送信は届かない。Wの東海岸局を呼んでも時々コールバックあるが73までいかない。カナダの記念局CJ7JCはどんだけ呼んでも呼び負けるZn 3なのに…、当然CQ NA出してもビーコン。ビームを回したことにより、朝の北米とロングパスEUが出来なくなった。やっぱローテーター要るなぁ。
気持ちを切り替えて、メテオスキャッターにトライ。
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15時台はヨーロッパ方面を中心に呼び回り。マイナス1桁台のCQ連発局は大体1コールで応答があって楽しめた。ウクライナが結構出てる。アマチュア無線禁止じゃないの?他局との交信が終わった後に欧州圏ロシアから呼び出されることが2回あった。ロシアは進行中の国際問題が解決するまでこちらからは呼ばないと決めているが、あちらから呼んでくるぶんには応答する方針。
ATNO OEオーストリア、HCエクアドル
別宅コールNew ESエストニア、LZブルガリア
CQZ New 10、20
比較的珍しいところではTK、UJ、4K、4X、V6、V8、YJ、CT3も見えていた。(SWL)
10mも覗いてみたが、VKとBYしか居なかった。
巷で噂のDX0NEスプラトリー諸島は、WSJT-Xでは「Philippines」で表示される。スプラトリーはマレーシアのリゾートアイランドのラヤンラヤン島からの運用が多かったと思うが、今回はフィリピンが実効支配するパグアサ島からの運用。パグアサ島は周囲2.5km程のサンゴ礁に囲まれた有人島。南西24kmには、中国が要塞に作り替えてしまった環礁がある危険地帯。何事もなければいいが。
夜、ヨーロッパが見えない。昨日よりもコンディション悪い。磁気嵐が起きてた。
5/7 雨
5:50シャック入り。12mでも実績残しておくかと覗いてみたところ、CQを出しているのはCXウルグアイだけで、あとはアフリカの局がJAのパイルを軽快に捌いていた。本尊が見える。受信周波数をセットしてしばらく様子を窺う。なかなかCQを出さない。左側のDXコール欄に本尊のコールサインを入力して右側の標準メッセージ作成ボタンを押す。「次」のいちばん上をチェック。交信を終えた他の局と同じ周波数を送信に入力して、本尊が「RR73」を送った次のシークェンスで送信許可ボタンを押した。
1コールで応答があって5Zケニヤと交信成立。地を這うようなダイポールに50ワットで。
アフリカ2カントリー目、初Zone 37、連休最終日にビッグサプライズだった。
DX内訳
交信数39局 10m 4局 12m 1局 15m 34局
モードすべてFT8
赤字ATNO
北米 V3 K
南米 PY VP8 CE HC
欧州 EA G 9A E7 YL UA OZ OE LZ
アジア BY HS
オセアニア VK YB 9M6
アフリカ 5Z
CQZ 4 5 7 10 11 12 13 14 15 16 20 23 24 26 28 30 37
WAS MD MN NE WI
これで別宅コールは49Wkdとなって、1のコールの47Wkdを超えた。
*1:バンドxモードのスロット数で競う祭り。最低3スロットから有効なので、15m Digitalで9局交信しても無効なうえにお金払わないとLoTWにもUpしてもらえない。