日下部ラヂヲ商會

カムバックHAMです。昔諦めた電信を習得して六大陸と交信するまでを綴る、筈でした。

新バンドプラン施行

2023年9月25日から大きく変わるものがある。

1 新しいバンドプランが施行

総務省 電波利用ホームページ|その他|いわゆるバンドプラン(法令)
大きな変更点は、CW、狭帯域、広帯域の3種類に集約。かなり簡素化された印象。が、CWと狭帯域データでシェアしていた幅が狭帯域に一本化されたのはいただけない。例えば、21MHz帯は21.070〜21.125がCWと狭帯域データでシェアしていたのが、21.070以上は狭帯域全電波型式になる。つまり、CWとデジタルで仲良く棲み分けできていた領域にSSBも出てもよいことになる。21MHzはまだバンド幅そのものが広いから深刻な事態にはならないと思うが、7MHzなんて15kHzも削られて7.030MHzからSSBが出てくる*1。デジタルとSSBがパワーでつぶしあうのが目に見えてる。決まったものはしょうがないが、正直かんべんしてほしい。

2 再免許受付期間の変更

今までは1年前から1ヶ月前までが再免許受付期間だったが、6ヶ月前から1ヶ月前に短縮される。11ヶ月あった受付期間が5ヶ月に短縮される。うっかり失効の運用局を摘発するのがねらいというのは流石に考え過ぎか。当局はスマフォのリマインダーに登録して忘れないようにしている。

3 局免許状の空中線電力記載を省略

空中線電力を公的に確認できなくなるため、年末に発行の連盟会員名簿(コールブック)も空中線電力を掲載しなくなるそうだ。もう包括免許にしてしまえよ。

*1:LSBの場合、リグの周波数表示は7.033MHz